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「ボールが飛ぶ景色とイメージが一致」　スコアには映らない石川遼復活への手ごたえ

＜関西オープン　3日目◇19日◇小野東洋ゴルフ倶楽部（7,124ヤード・パー72）＞
この日、3バーディ・5ボギーとスコアを落とした石川遼。3日目を終えトータル3オーバー・48位タイと上位争いは厳しい状況となったが、自身のプレー内容について「風の影響もありスコアは伸びなかったが、プレー内容はよくなった」と満足そうな表情を浮かべた。
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予選カットラインギリギリで決勝ラウンド進出を決めた2日目には、それまで「絶望的」と語っていたドライバー不振脱出の糸口を見つけたと語った石川。スコアを2つ落とした3日目のホールアウト後も、「スイングは悪い状態ではない。すぐに全部を解消することはできないけど、状況は良くなっている」と引き続き、調子が上向きなことをうかがわせた。
前日、その不振脱出の糸口を「フルスイングすること」に見出したと明かした石川は、「今日もしっかりと（ドライバーを）振り切れたと思う」とコメント。残る課題については、「技術的な確信と、あとは気持ちの問題かなと思えてきている」とメンタルの部分に求めた。一時は、「曲がるのが怖い」といっていたドライバーショットに対する恐怖心を完全に無くすため、今後もドライバーを振り続ける。
この日のフェアウェイキープ率は28.57パーセント。3日間通じても35.71パーセントという数字を見ると、満足いくプレーができていないのではと思うかもしれないが、そうではない。苦しんだ本人にしか分からない手ごたえをしっかりと感じとっている。
「昨日、今日はティショットの後に飛んでいくボールの景色と、自分のイメージが一致している。いいタイミングでインパクトできている感じはあります」
スコアだけでは分からない、スランプ解消への手ごたえ。それをこのように表現した石川は、「考えすぎなほど考えていた部分はあったけど、それが自分の中でつながって、着実にものになっている」と最後までポジティブな言葉に終始した。「明日も楽しみ」という石川の言葉に、一切の曇りはない。（文・間宮輝憲）

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