国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディス」はツアー参戦4年目のペ・ヒギョン(韓国)が「65」のビッグスコアをマークし、トータル13アンダーで悲願の初優勝を果たした。
ペ・ヒギョンが日韓の仲良しに囲まれてピースサイン
来日4年目で、映画は日本語吹き替え版で見るほどの日本通だが、最終日に崩れることが多く、これまでは何度も優勝争いで涙をのんできた。この試合は「一日中楽しいことばかりを考えた」と、好調なショットもあり、純粋にゴルフを楽しんだ結果、面白いようにスコアを伸ばしていった。
ゴルフが面白くなったことに、ドライバー変更で安定感を手にしたことを挙げる。
「それまで1ラウンドでFWキープはだいたい4〜5回。でも、替えた途端にその倍以上曲がらなくなった。左へのミスがなくなったことでミスショットが減りました」と、ロングヒッターではあるが、安定感を欠いていた彼女にとって、今大会42回中27回のFWキープ率でも手ごたえは十分。
まず変更したのはヘッド。昨季から『エピック』を使用していたが、今季は『ローグ』のテストも行っており、序盤に一度実戦投入したが『エピック』に戻していた。調整を重ね、先週前からシャフト変更して再び『ローグ』を投入したところ、ドライバーショットが良くなったという。このクラブを提案したフジクラのツアー担当者はこう語る。
「サロンパスカップから『SPEEDER 569 TR-S』を『ローグ』に入れました。以前のシャフトはヒギョンさんの力強いスイングに対応できず、インパクトのタイミングがバラついていました。叩ける『SPEEDER TR』だと、自身の力もロスなく伝えられて弾道も強くなりました。”力強く振り切れる。スイングの邪魔をしない”と、気に入ってくれています。テスト1球目から”振りやすい”と言って、吹け上がらず前に進む強い球が出たことが実戦投入の決め手でした」(フジクラツアー担当)
元々攻撃力のある飛ばし屋が安定性を手にしたことで、いよいよ覚醒なるか。
【ペ・ヒギョンの優勝セッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:キャロウェイROGUE Sub Zero(9°、Speeder 569 TR/S)
3,5W:キャロウェイROGUE FW(13.5,18°)※米国モデル
4U:キャロウェイROGUE UT(21度)※米国モデル
UT:キャロウェイAPEX UT(24°)
6I〜PW:キャロウェイXフォージド(2018年モデル)
W:キャロウェイMACK DADDY4(48,52,58°)
PT:オデッセイO-WORKS TOUR #2
BALL:キャロウェイCHROME SOFT(2018)
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