<LPGAボルヴィック選手権 3日目◇26日◇トラビス・ポアントCC(6,734ヤード・パー72)>
ひとつ掛け違えたボタンは、畑岡奈紗のプレーすべてに悪影響を及ぼした。9アンダー・単独首位から出た畑岡は、3バーディ・5ボギーの「74」と精彩を欠き、首位と5打差のトータル7アンダー・15位タイに後退した。
悪天候の影響で予定より2時間12分後にティオフ。2番で幸先よくバーディを奪うが、リズムを乱したのは直後の3番パー3だった。グリーン奥のカラーからピンそば1mにつける絶妙なアプローチを見せた畑岡だったが、次のパーパットを外し、ボギーとしてしまう。
ここから歯車が狂いだしたか、5番、9番とともに2mのパットを外してスコアを落とし、前半を2オーバーで折り返す。後半も10番、12番と立て続けにボギーを喫したが、14番パー5でようやくこの日2つ目のバーディを奪取すると、続く15番でもバーディを決めてトータル7アンダーまでスコアを戻す。その後は上がり3ホールすべてパーで終わり、首位とは5打差。優勝戦線から振り落とされるムービングデーとなった。
ホールアウト後はTVのインタビューも断り、沈痛な面持ちでコースを後にした畑岡。5打差を追いかける最終日、気持ちを切り替えて、再びV争いの場へと舞い戻ることができるか。
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