海外女子メジャー「全米女子オープン」と同週に行われる「ヨネックスレディス」が、6月1日(金)に開幕。新潟県で行われる唯一のトーナメントの優勝候補は誰なのか。データ好きの記者Aが今週も大胆予想!
【写真】ヨネックスレディスはイ・ボミも復帰 このスマイルは見られるか?
■アップダウンの激しいコース 大事なのは前週の成績
大会初年度の1999年から一貫して新潟県にあるヨネックスカントリークラブで行われている今大会。同コースはアップダウンが激しいのが特徴で、様々なライからのショット力が求められる。
直近の5年の優勝者を見てみて、特筆すべきは5人中4人が前週の「リゾートトラスト レディス」でトップ10以内に入っていること。昨年覇者の青木瀬令奈が「良いかたちで新潟に入れたから勝てたと思います」というように前週の成績がカギのようだ。唯一28位タイだった大山志保は今大会2勝しており、「大好きなコース」と話すほど相性がいいのが勝てた理由だろう。基本的には前週良かった選手に注目したい。
また、2年連続で優勝者は今大会が初優勝。未勝利の選手でも十分にチャンスがある。
■プレーオフで敗れた勝みなみ
以上を踏まえると気になるのが前週2位の勝みなみ。プレーオフで敗れはしたが、2日目の後半で「もっと自分の感覚を大事にしよう」とパッティングが開眼。最終日に「66」をたたき出し、逃げる岡山を猛追した。惜しくも届かなかったがプロ初勝利は目の前。調子を継続できればカップが見えてくる。
また、状態の良い上田桃子にも注目したい。リゾートトラスト-では勝と同じく最終日に「66」で前日の14位タイからトップ3フィニッシュ。今季は最終ラウンドで伸ばせないことが課題だったが、「ナイスラウンドだった」と克服した。今大会は16年度にP・チュティチャイ(タイ)にプレーオフで敗れた因縁の地。怪我で出場できなかった昨年の分まで大暴れしたい。
もう1人、歴代覇者の成田美寿々も上り調子。最終日を終えて「ピンチもなかったし、目標としていた5アンダーも出せた」と納得のいくゴルフで3位タイに。「3日間安定していた」というショットは今大会2勝目への大きな武器となる。
【歴代優勝者】
2017年度:青木瀬令奈
2016年度:P・チュティチャイ
2015年度:大山志保
2014年度:成田美寿々
2013年度:表純子
2012年度:フォン・シャンシャン
2011年度:茂木宏美
2010年度:全美貞
2009年度:全美貞
2008年度:北田瑠衣
2007年度:不動裕理
2006年度:大山志保
2005年度:シン・ヒョンジュ
2004年度:馬場ゆかり
2003年度:古閑美保
2002年度:不動裕理
2001年度:不動裕理
2000年度:小野香子
1999年度:野呂奈津子
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