<全米女子オープン 初日◇31日◇ショール・クリーク(6,689ヤード・パー72)>
韓国ツアーの賞金女王イ・ジョンウン6が首位タイ発進を決めたのに対し、日本ツアーの賞金女王は苦しいゴルフに終始した。自身3度目の出場となった「全米女子オープン」初日。鈴木愛は1バーディ・5ボギー「76」の4オーバー・96位タイと大きく出遅れ、「とにかくショットが悪い。これではスコアが作れない」とため息をもらした。
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不運もあった。現地時間の月曜日に現地入り。火曜日、水曜日に練習日ラウンドを行う予定だったが、大雨の影響でコースは2日間にわたってプレーできる状態ではなく、軽い調整にとどまった。
「ぶっつけ本番もいいかも」とアクシデントにも前向きだった鈴木だが、前週から調子の悪かったショットは取り戻せなかった。「感覚が戻ってこない。右に左に行くし、どうしていいか分からないくらい調子が悪い」。
この日の18ラウンド合計パット数は「33」。得意のパッティングも精彩を欠いたが、「ライも悪いし、ショットが良くないから、4〜5mにつけば最高という感じ」と、ショット不調でピンに寄せられないうえに、「良いパットをしてもそれが入らない。ちょっと気持ちが保てなかった」と“寄らず入らず”のシーンが目立った。
かねて「海外メジャーで1番出たい試合」と意気込む大一番。初日は遅れをとったが、日本の総大将として、2年連続の予選落ちは絶対に避けたいところ。「もう少しショットが良くなれば、スコアもまとまると思う。あしたは良いゴルフができれば」。2日目こそは女王のゴルフで上位争いに食い込んで見せる。
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