<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 3日目◇2日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,384ヤード・パー71)>
片岡大育が、この日のベストスコア「66」をマーク。トータルイーブンパー・42位タイから、トータル5アンダー・12位タイへと一気に順位を上げた。
【スイング連続写真】FWキープ率上位の片岡大育は再現性の高い“小回り型”
「ティショットも去年より距離が飛んでいるので、パー5も2つでいくようになったし、飛距離が伸びて、バーディチャンス率が上がった」と晴れ晴れとした笑顔。昨年のドライビングディスタンスは265.73ヤードだが、今季は273.63ヤードと約8ヤードも伸びた。さらに、この日のパーオン率は72.22%の14位タイ、フェアウェイキープ率においては、92.86%で1位と抜群のショット力を発揮した。
調子がよくなったのは、ショットだけではない。「いまいちだったパットが、いい感じにはまってきた」と、パッティングが改善。先週の「〜全英への道〜ミズノオープン」では、大会4日間を通して1.8438回(44位)だった平均パット数が、この日は1.5385回の4位と大幅によくなっている。
「先週もいい感覚だったのが、成績につながっていなくてイライラしていた。それがやっと冷静になれて。今週は1回もイライラせずに、気持ちのコントロールができている」とスッキリとした表情を見せた。
首位とは7打差で迎える最終日。「(優勝は)厳しそうなので…でも、なにがあるかわかりませんし。明日も5アンダー以上を出して、上の人をドキッとさせるような連続バーディを獲りたいですね」と、明日も爆発を目指す。(文・谷口愛純)
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