昨年の「全米女子オープン」で、4日間通じてのドライビングディスタンスで大会No.1に輝いた葭葉ルミ。“日本の飛ばし屋”としてその名を世界にとどろかすことになった出来事から1年。今年の大会の結果はどうだったのだろうか?
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■昨年よりパワーアップも…
昨年の全米女子オープン開催コースは、米国ニュージャージー州にあるトランプナショナルGCベドミンスター。8番と18番のパー5で、各選手の飛距離が4日間計測された。すると葭葉の平均は256.59ヤード。2位のパク・ソンヒョン(韓国)の256.09ヤードより0.5ヤード上回り、見事「女王」の称号を手にした。
一方、アラバマ州のショール・クリークを舞台に行われた今年の大会は、11番と17番で計測。その結果、葭葉の平均飛距離は258.55ヤードと、昨年より1.96ヤードもアップしている。これは今回も1位か…と思いきや、結果は惜しくも3位。1位はブリタニー・リンシコム(米国)の261.86ヤードで、2位はレクシー・トンプソン(米国)の260.01ヤードと、タイトル防衛とはいかなかった。
■3日目には281.2ヤードのビッグドライブ!
大会中の推移をみると、初日は252.2ヤード、2日目は233.9ヤード。3日目に281.2ヤードというビッグドライブを記録し、一気に3位まで浮上した。トップ3入りしたことについて聞かれると「上がってきましたね(笑)。毎日よく振れています。3位でだいぶ満足しています」と笑顔で答えた葭葉。最終日は261.0ヤードをカッ飛ばし、3位のまま大会を終えた。
ちなみに、初出場した2015年大会は251.38ヤードで8位。251.38ヤード→256.59ヤード→258.55ヤードと年々記録を更新している。順位はトータル7オーバー・40位と上位進出はならなかったが、その飛距離はやはりワールドクラス。来年、女王返り咲きなるか? そのためにも、再び最高峰の舞台で躍動する姿に期待したい。
【全米女子オープン・ドライビングディスタンス部門上位】
■2017年
1位:葭葉ルミ(256.59ヤード)
2位:パク・ソンヒョン(256.09ヤード)
3位:ジェシカ・コルダ(255.39ヤード)
4位:カルロタ・シガンダ(252.75ヤード)
5位:レクシー・トンプソン(250.95ヤード)
■2018年
1位:ブリタニー・リンシコム(261.86ヤード)
2位:レクシー・トンプソン(260.01ヤード)
3位:葭葉ルミ(258.55ヤード)
4位:カルロタ・シガンダ(258.23ヤード)
5位:@アルバン・ヴァレンズエラ(257.93ヤード)
※飛距離は4日間平均
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