<宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目◇9日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)>
「宮里藍 サントリーレディス」は3日目に突入。カットラインが2アンダーというハイレベルなバーディ合戦は今日も続くのか。
開幕前日に続き、大会2日目も雨模様となった今大会はグリーンが水分を含み、ボールが止まりやすくなったことで、バーディ合戦が例年以上に加速。初日にジョン・ジェウン(韓国)が「64」を出せば、2日目には比嘉真美子とアン・ソンジュ(韓国)が「63」を記録している。
そんな中、トータル13アンダーでトップに立っているのは森田遥。初日に「67」を出すと、2日目は6連続を含む8バーディで一気に抜け出した。とはいえ当の本人は「まだ半分しか終わってない」と平常心。「明日からも自分のリズムでプレーしたい」と変わらずに決勝ラウンドに挑む。
その森田を2打差で追いかけるのが、今大会がプロテスト合格後レギュラーツアー初戦となる小滝水音。独特のパッティングスタイルでバーディを量産し、トータル11アンダーまで伸ばした。ここまで「67」、「66」と安定したゴルフが続いているが、オーバーパーを叩いてしまえば一気に置いていかれる今大会。ここで立ち止まるわけにはいかない。
トータル10アンダーの3位タイには2日目に「63」を出した比嘉真美子と2週連続優勝を狙う大山志保。トータル9アンダーの5位タイにはアマチュアの安田祐香、今大会2勝で2日目に比嘉と並ぶ「63」をたたき出したアン・ソンジュ(韓国)、宮里藍の高校の後輩・有村智恵と木戸愛がつけている。
大会史上類を見ないほどの伸ばしあいとなっている今年の戦い。ビッグスコアが連発しており、まだまだ多くの選手にチャンスはある。逆に言えば伸ばせなければ、ここまで上位につけていても一気に下位に転落するということ。ムービングデーに順位はどう変わるのか。
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