<宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 最終日◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)>
名門・六甲国際ゴルフ倶楽部で行われる伝統の4日間大会「宮里藍 サントリーレディス」はいよいよ最終日。宮里藍の名が冠されて最初の女王がついに決まる。
最注目は首位と2打差、トータル12アンダー・3位タイにつけるアマチュアの安田祐香。ここまで「69」、「66」、「69」と連日のアンダーパー。ボギーはわずかに2つとバツグンの安定感を見せている。3日目のホールアウト後「明日もこのプレーをしたら、いい位置で争えると思います。今の実力でどこまでいけるか試せる機会なので楽しみです」と冷静に語った高校3年生の17歳は、2016年の「日本女子オープン」を勝った畑岡奈紗以来、史上6人目となるアマチュア優勝を果たすことができるか。
現在トップに立つのは、宮里と同郷の比嘉真美子。トータル14アンダーまで伸ばしており、「藍さんの冠名がついた初めての大会。そこに優勝者として、私の名前を刻むことができれば光栄」と気合は十分。1打差の2位につける木戸愛は、東北高校の宮里の後輩。「藍さんの名前が入った大会。一層モチベーションが上がっています」とこちらも士気は高い。
また、トータル12アンダー・3位タイの岩橋里衣、トータル11アンダーの5位タイにつけるプロデビュー戦の小滝水音、長身の美人プロ・宮田成華ら初優勝を目指す選手たちにも注目が集まる。
その他、5位タイにつける宮里直属の後輩・有村智恵、今大会2勝のアン・ソンジュ(韓国)、2週連続優勝を狙うトータル9アンダー・14位タイの大山志保らも虎視眈々と頂点を狙う。
初日にジョン・ジェウン(韓国)が「64」、2日目には比嘉とソンジュが「63」を記録するなどビッグスコアが連発している今大会。5打差に18人がつける大混戦となっており、勝負の行方はまだまだ分からない。
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