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前週V争い安田祐香だけじゃない！最強・女子高三トリオが圧巻首位スタート

＜トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supporrted by JAL　初日◇12日◇中京ゴルフ倶楽部・石野コース（男子6,843ヤード・パー71 女子6,130ヤード・パー72）＞
サッカーのワールドカップに例える、ドイツ、ブラジルのような大本命。日本が誇る最強“女子高三トリオ”が下馬評通りのロケットスタートを決めた。
【写真】安田祐香が練習ラウンドでホールインワン〜全員で喜ぶ日本女子チーム
ジュニア・ナショナルチーム世界一決定戦「トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supporrted by JAL」が愛知県にある中京ゴルフ倶楽部・石野コースで開幕し、西村優菜（大阪商業大高3年）、古江彩佳、安田祐香（共に滝川第二高3年）の日本女子チームは西村、古江がともに4アンダー「68」をマークしてチームスコア8アンダーをマーク。2位の韓国に4打差をつけて首位発進を決めた。
スタート前の合言葉は「全員“60台”」。この日は安田が惜しくも「70」と一打及ばなかったが、全員がアンダーで回ってきた国は日本のみと、その強さは際立っていた。
アマチュアの女子世界ランキングでは、出場全選手中最上位が安田の36位。西村の40位が続き、古江が90位。日本のアマランクでは1位から3位が並ぶ最強チームだ。前週の「宮里藍 サントリーレディス」でも優勝争いを演じた安田に注目が集まったが、古江は28位タイ、西村は58位と全員が予選をしっかり通過。にわかに注目を集めている安田だけじゃない、プロ大会でも通用する次世代のヒロイン候補たちだ。
西村が大阪、安田、古江が兵庫と出身がいずれも関西ということもあり、小学校低学年から互いを知る仲。西村が「小さいころから知り合いですし、海外の試合でも戦ったことあるのでチームワークはどこの国よりもいいと思っています！」と話せば、2人ともニッコリ。ちなみに、チームの中心的存在は満場一致（※自薦含む）で古江だと言うが、「ムードメーカー的な明るいおかしい感じ（西村）」、「変わり者なんですけど、ゴルフしてる時はしっかりしてる（安田）」って、どちらかというといじられキャラみたい。
それでも、タイトル奪還へ最高のスタートに「初日団体1位という結果に満足せず、安心するとだめな日も来ると思う。しっかりみんなでアンダーを出せれば最高です」と最後は古江が気を引き締めた。「2人が落ちた時用に私が活躍したい。日本でやっているアドバンテージを生かして優勝にたどりつきたい」とは安田。笑顔が絶えないチームでも、気持ちにゆるみはなさそうだ。
【女子初日結果】
1位：日本（-8）
2位：韓国（-4）
3位：カナダ（-2）
4位：スウェーデン（-1）
5位：ニュージーランド（E）
個人
1位T：西村優菜（-4）
1位T：古江彩佳（-4）
4位T：安田祐香（-2）
【男子初日結果】
1位：スペイン（-10）
2位：韓国（-8）
3位：日本（-5）
4位T：デンマーク（-3）
4位T：タイ（-3）
個人
4位T：中島啓太（-4）
7位T：久常涼（-3）
35位T：鈴木晃祐（+2）
35位T：小寺大佑（+2）

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