ゴルフクラブを売る、買取、下取はお任せ!高額買取!

ゼビオグループ契約 リディア・コ選手が、 3/11 (土 13 30 よりジャパンゴルフフェア 2023 にてトークショーを行います。詳細はこちら

このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

最新ゴルフニュース

【記者の目】むなしく響く“ハッピー・バースデー”、あのフィル・ミケルソンが一体なぜ?

<全米オープン 3日目◇16日◇シネコック・ヒルズゴルフクラブ(7440ヤード・パー70)>
グリーン上の下り傾斜を転がっているボールを追いかけて、外れたからといって、動いている状態のまま球をカップめがけて打つ。仲間同士の遊びのゴルフでさえあまり見かけない行為が、米国のナショナルオープン、しかも多くのファンが見守る中で起こった。
問題行為のミケルソン、試合後は大挙した記者に囲まれる
米国ゴルフ界の英雄、フィル・ミケルソンが取った行為がゴルフ界で騒動を巻き起こしている。「全米オープン」3日目の13番。「ピンポジションが難しい」と、ほとんどの選手が警戒しているのが今週のグリーン。傾斜が強い上にポアナ芝特有の不規則なコロがりに苦しめられた選手のフラストレーションがたまった結果が、ミケルソンの行為に集約されていたように思える。
「あのままコロがったらチャンスはないと思った。動いているボールを打ったら2ペナルティだということは知っていた」とはミケルソンだが、本当に瞬時にそんなことを思ったのか。「ルールをうまく使っただけ。前からアレをしたいと思った場面があったけど、ようやく今日したということ」。以前から考えていたというが、苦しい開き直りとも取れる言葉の真意は分からない。
「悪気はなかった。ルールは知っていたし、ただ何度も行ったり来たりを繰り返したくなかった。次のホールに行きたかった」。ルールでペナルティを科せられるのだからいいだろう、という風に聞こえるミケルソンの言葉。「とにかく次のホールに行きたかった。あのままでは終わる気がしなかった」。ゴルフ界で最も尊敬を集めるといっても過言ではないミケルソンの取った行為は、やはりプロゴルファーとはしては疑問だ。
「この行為がトレンドになると思うか?」との質問も投げかけられた。ゴルフはあるがままに打つのが大原則。「動いている球を打ってしまった場合は2罰打」というルールは確かに存在するが、あくまでもスイング途中に球が動いてしまったなど、偶然がもたらした結果を想定しているのは明白だ。「ルールを知っていることは悪いことではない。戦略的になることもある」とミケルソン。当然ルールの範囲内ではあるが、それを戦略的と呼ぶことには、「違和感」、「リスペクトがない」と米メディアも報道している。
ホールアウト後、スコアカード提出所で過ごした時間は20分を超えた。何が起きていたのか問われると、「疲れたから、水を飲んで食べ物をつまんでいた。いつもそうだよ」と涼しい顔。この日48歳の誕生日を迎えて上機嫌だったミケルソン。コース内では、プレー中にも関わらずハッピー・バースデーの歌がこだました。最後に「本当に悪気はない」と締めて、待ち構えるファンの元へと急ぎ、いつもどおりサインを開始した。再び起こった“ハッピー・バースデー”の大合唱。そんな祝福の声がむなしく聞こえてしまった。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

この記事のシリーズトップページへ

ピックアップコンテンツ

飛距離・スコアを上げたい

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アスリートゴルファー編
  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アベレージゴルファー編

これからデビュー・初心者向け

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン 初心者編
  • 世界のトッププロ達のスイング集

旬ネタ・スゴ技・エンタメなど

  • 話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」
  • マーク金井の試打職人

練習場イベント

10月の買取強化倶楽部 あなたのクラブ高く買い取ります

クラブを買う・売る

ゴルフ初心者の方へ

ページトップへ戻るページトップへ戻る