<アース・モンダミンカップ 3日目◇23日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,620ヤード・パー72)>
高額賞金をかけたビッグトーナメントの決勝ラウンドがスタートしている。昨年プロテスト合格の小祝さくらと松田鈴英が、ツアー初優勝に向けていい位置で週末を迎えている。
小祝は今季トップ10入りが3度と好調。その3度のうち、「ヤマハレディースオープン葛城」(5位タイ)と、「宮里藍 サントリーレディスオープン」(7位タイ)の2度は4日間大会と、長期決戦で好成績を残している。首位と5打差・10位タイで迎えた決勝ラウンド、このまま走り抜けることができるか。
先週の「ニチレイレディス」で単独4位に入った松田鈴英は首位と4打差の6位タイからスタート。先週は1打差でプレーオフに絡むことができなかったが、リベンジ優勝を果たせるか。
昨年覇者の鈴木愛はトータル3アンダー・37位タイと伸ばしきれず。今季ツアー10試合に出場のうちすでに4勝。トップ3を外しているのはわずか2度とすさまじい勢いを見せているが、今季5勝目に向けて巻き返せるか。本大会で優勝すれば、史上最少試合数の11試合目での年間5勝、2人までの4位タイに入れば、2015年のイ・ボミ(韓国)に並ぶ歴代最速タイ、6月末での1億円突破となる。
後半戦の出場資格をかけたリランキングも注目が集まる。本大会終了後に第1回が行われるが、突破の目安とされる40位前後に位置する安田彩乃(リランキング38位)、竹内美雪(同48位)、宮田成華(同51位)、石川明日香(同59位)らは踏ん張りどころとなる。
第2ラウンドを終えてトータル11アンダー・単独首位に立っているのは、今季2勝目を狙う成田美寿々。3打差・2位タイには14年覇者の酒井美紀、「ヨネックスレディス」で約2年ぶりに優勝を手にした大山志保らがつけている。
ルーキーが勢いの良さで突き抜けるか、ベテラン勢が安定したプレーで切り抜けるか。4日間大会の後半戦が幕を開けている。
<ゴルフ情報ALBA.Net>