<ソーンベリークリークLPGAクラシック 初日◇5日◇ソーンベリークリークatオナイダ(6,624ヤード・パー72)>
2週前の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で米国初優勝。続くメジャー大会「KPMG女子PGA選手権」では、プレーオフの末敗れたものの優勝争いを繰り広げた畑岡奈紗が、3バーディ・ノーボギーの「69」でラウンド。首位と7打差・54位タイ発進となった。
【連続写真】畑岡奈紗 好調を支えるスイングを解析
勢いに乗ったまま今大会に臨む畑岡は、この日もきっちりとアンダーパーでラウンド。しかし、「今日はパターの日ではなかった」と、グリーン上で苦しめられた。
スタート直後の2番でピン下3mのパットを失敗。4番でも5mを外し、序盤のバーディチャンスを逃すと、前半はパープレーに終始することになった。バックナインに入り、13番でようやくこの日初バーディ。15番でもスコアを伸ばすと、上り3ホールでいずれもバーディチャンスにつけた。
しかしここでも16番で4.5m、17番では4mと、ことごとくパットが外れる。最終18番はセカンドショットをピン60cmにつけ、バーディ締めとしたものの、「グリーンのスピードが遅くて、うまく合わすことが出来なかった。スピードが合わないと入らないので、明日はしっかりと合わせていきたい」と課題の残る1日となった。
それでも「最初のバーディ(13番)が決まるまで長かったが、よくガマンできたと思う」と、崩れずラウンドを終えたことに及第点を与えた。さらに「ティショットはすごく良かった。セカンドショットで引っかけるところはあったが、最低限のミスで抑えれた」と、ここ最近の好調をけん引するショットの感覚はズレてはいない。
「今日はスタート前からトップが10アンダーと分かっていたし、どんどん決めていかないといけなかった。(最後で)圏内に入れて良かった」と、しっかりとスコアを“調整”して終えることができるのも、強さのあらわれといえる。先週のメジャーでは、最終日に9打差を追いつき、プレーオフまで持ち込んだ。今の畑岡にとって、序盤の7打差は決して重荷ではない。
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