<ソーンベリークリークLPGAクラシック 最終日◇8日◇ソーンベリークリークatオナイダ(6,624ヤード・パー72)>
トータル12アンダー・20位タイで最終日を迎えた畑岡奈紗は、7バーディを奪ったものの、「本当に悔やまれる」と語った17番パー3で「7」を叩くなど、大きくスコアは伸ばせず。トータル13アンダー・29位タイで4日間の競技を終えた。
【連続写真】好調を支える畑岡奈紗のスイングを分析
序盤からショット、パターともに冴えを見せた畑岡は、3番、4番で連続バーディを奪うなど懸命のプレーを続けた。しかし6番で、グリーン右のラフから打った3打目がハーフシャンクし反対側のラフへ。このホールをダブルボギーとしてしまう。さらに畑岡の肩を落とさせたのが、5つスコアを伸ばして迎えた17番だった。
「プッシュしてしまって、風で余計に右に行った」と振り返ったティショットは、右の木に当たってハザードへ。セカンドショットも木の幹に当たり、ハザードから抜け出すことができなかった。さらに3打目で深いラフに置いたものの、続くショットがダフってグリーンまで届かず。3.5mのトリプルボギーパットも外し、痛すぎる「+4」。後半に入り積み重ねた4つのバーディーを、1ホールで帳消しにしてしまった。
この日は、前半終了後にエースキャディのデイナ・ドリュー氏が体調不良を訴え、ホールアウト。急きょマネージャーがバッグを担ぐことになった。そこから16番までに4バーディを奪うなど、トラブルを乗り越えたかと思われたが、17番で「まだまだ経験が足りない」ことを痛感。「デイナがいたら(無理にボギーを狙うのは)『やめろ』と言ってくれたかもしれない」とその存在の大きさを再確認した。
しかし、「キャディさんに頼りっぱなしでは、自分のゴルフができてこない。今日はアクシデントがあったが、後半1人でバーディーを4つ取れたのは良かったと思う」と、この“一人だち”から大きな収穫も得た様子だ。
今週、日本に一時帰国する畑岡は、「お寿司とか生ものを食べたい!」とゆっくりと英気を養う。その後はスコットランド入りし、7月26日開幕の「スコットランド女子オープン」から、8月2日開幕の「全英女子オープン」と戦っていく。「去年の結果を考えれば上出来。優勝も出来たので、すごくいいと思う」と今季の前半を振り返った畑岡が、日本で少し羽を休め、さらに高くはばたくための準備を整える。
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