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【記者の目】絶好調男に見るエースドライバーの“世代交代”

ロシアW杯でコロンビアやベルギーといった世界の強豪国たちと互角に戦い、日本列島を熱狂の渦に巻き込んだサッカー日本代表。その中で3大会に渡って主将としてチームを牽引した長谷部誠が、今大会で代表を引退することを発表した。次の代表戦からは、別の人間がキャプテンマークを巻いて日の丸を引っ張ることとなる。
【写真】これがスリクソンの新作『Z785』ドライバーだ!
いわゆる世代交代。これはサッカーのみならず、どのスポーツであっても付きまとうものである。ゴルフだって変わらない。年齢を重ねてもできるスポーツとはいえ、時代は推移していくものだ。日米問わず、スターは一定の周期で変わっていく。
選手個人に目を向ければ、クラブ変更だって1つの“世代交代”だ。メーカーとともに何度も調整を重ね、厳しい戦いを経て信頼感が生まれたクラブを、新しいものに替えることはすんなりいくケースばかりとは限らない。契約プロとして新しいクラブを使いたい気持ちはあれど、それで成績が落ちれば元も子もない。それどころか小平智や池田勇太のように、金属疲労によってドライバーが割れてしまい、否応なしに迫られることだってある。
そんな中、今季2勝を挙げている秋吉翔太がドライバーを替えた。「〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 」、「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で優勝。そして予選会を通り海外メジャー「全米オープン」出場するなど、今季の男子で最も飛躍した昇り龍がずっと手にしていた、エースドライバー『Z765』をバッグから抜いたのである。
ダンロップと契約を結ぶ秋吉は、6月末の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」でローンチされた、新シリーズ『Z785』のドライバーをはじめとしたウッドとアイアンのテストを開始した。「新しいクラブを使って優勝できて、いい宣伝になりますよね。顔も良いし、打った感触も素晴らしかった。優勝できるアイアンということを見せられました」と新アイアンはすぐにバッグに入ったが、ドライバーは即投入というわけにはいかなかった。本人が「嫌いな球」と話す、左に出て左に曲がる球が出てしまっており、その調整が開幕までに間に合わなかったからである。その手に握られていたのは、初優勝時と同じ信頼しているエースドライバーだった。
その翌週のオープンウィークに、1日かけてクラブテストを実施。大会開幕に間に合わせなければいけないというプレッシャーがない中で、様々なシャフトを試すなど時間をかけて行った。入念な調整が繰り返され、「嫌な球が出なかった」という1本ができあがったのである。そして「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント」の練習ラウンド、そしてプロアマを経て「(試合でも)使えるかな」と手応えを得ていざ実戦投入となった。
だが、初日に使ってみた段階で「“う〜ん”という感じですね」と、まだ実戦は厳しいと判断。「エースに戻そうと思っています」とその日の練習から、早々に今まで使用していた『Z765』へと戻した。
「もうちょっと何か必要かなと。新しいドライバーは当然ですが、性能も絶対上がっている。やっぱり飛びます。ですが、いざ試合になると“まだ少し違うのかな”という気がしました。あれだけ調整したのですが、いざとなるとまだ“左に出て左に曲がる球”が出てしまう時がある。それが自分の中で不安になってしまっています。自分の中では、今は一番不安がないドライバーを使った方がいいのかな、というのがラウンドで使ってみての感想です」。調整と実践ラウンドでは、力加減や微妙な部分が違ってしまうため、どうしても合わなかったというのが18ホール使ってみての感想だった。
ゴルフはメンタルのスポーツ。ちょっとした不安が敗因につながるかもしれない。だから、微調整が必要であると判断すれば、「より良いものを作ってくださっているので、使いたい気持ちは十二分にあるんですけども…」という気持ちを押し殺して、置く決断をしなければならない。無理して使えば、そこから調子を崩す可能性だってあるのだから。
だからといって新ドライバーを諦めたわけではない。「今後も今のものと新しいものを併用しながら、エースに近づけるような振り心地ができるようにメーカーさんと協力しながら頑張っていきたい。それができたときは、もっと良くなると思う。飛距離が全然違うから」とエースとするべく調整を続けていくのである。
来週の19日(木)からスコットランドにあるカーヌスティGLで行われる海外メジャー「全英オープン」に出場する秋吉。日本代表として挑むその手には、どちらのドライバーが握られているのだろうか。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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