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「どの試合よりも強い気持ちで」松田鈴英は地元Vへ初姉妹タッグ

＜センチュリー21レディス 事前情報◇17日◇瀬田ゴルフコース 西コース（6,518ヤード・パー72）＞

指定練習日の17日（火）は37度まで気温が上昇。瀬田ゴルフコース 西コースはまさに酷暑といえる気候になり、コースにいる人もまばら。そんな中、松田鈴英はサングラスをし、顔にタオルを巻いて黙々と球を打ち続けた。

【写真】姉・唯里さんと初タッグ結成！
「乾燥してしまうので日焼けができない」と完全防備姿の松田。その出で立ちを見た堀琴音は思わず「そこまでして練習を…」と声を漏らすほど。そんな状態でも頑張って調整したいのには理由がある。

それは昨年のプロテスト合格後、初めてとなる地元・滋賀県での試合だから。「この試合に出ることが目標でした」と昨年のQT、そして今年の第1回リランキングと2つの関門を突破して自力で出場権を掴んだ。「応援にもたくさんの方が来てくれると聞いています。どの試合よりも強い気持ちで頑張りたい」。そう話す松田の姿には、いつものちょっと天然な様子は全くない。

当然、瀬田ゴルフコース 西コースは「すごく回っている」と勝手知ったる舞台。「今週はグリーンが硬いので、難しくなっています」と変化にも敏感だ。そんな“庭”とも言えるコース攻略に向けて、強力な援軍を呼び寄せた。

それが姉の唯里さん。2014年「日本女子学生ゴルフ選手権」優勝などの成績を残しており、プロテストトップ合格の妹にして「私よりゴルフが上手い」といわしめる。特にショートゲームに長けていて、グリーンを巧みに読む。「私と（長所が）真逆（笑）そのあたりのアドバイスをしっかり受けたい」と地元での戦いに向けて頼りになる軍師を得た。

今週はプロ転向後初めての自宅通勤。「お母さんの美味しいご飯を毎日食べられるし、自分のベッド…最高です！」と環境も整った。「今週は調子というよりも、暑さとの勝負になると思う。最後まで集中して頑張りたい」。家族と地元の熱いバックアップを受けて、地元で初タイトルを狙う。
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