<アバディーン・スタンダード・インベストメンツ・スコットランド女子オープン 初日◇26日◇ガレインGC(6,480ヤード・パー71)>
米初優勝や海外メジャー「KPMG女子PGA選手権」で2位タイになるなど今季好調の畑岡奈紗が、4バーディ・3ボギーの「70」でラウンド。首位と8打差の1アンダー・29位タイから2日目に臨む。
【連続写真】畑岡奈紗のスイングを分析!
出だしの2番パー5。残り235ヤードの位置から3番ウッドで放ったセカンドショットを、ピン右5mの位置につけた畑岡。イーグルこそ逃したが、きっちりとバーディを奪い上々の滑り出しとなった。しかし「パッティングが途中からショートしてなかなか距離感が合わなかった。もったいないのがいくつかあった」と5、6番で連続ボギー。さらに後半の10番も3パットで1つスコアを落とし、オーバーパーで過ごす時間が多い展開となった。
しかし、ここからきっちりとスコアを作ってくるのが今の畑岡だ。11番パー5で再び2オンに成功しバーディを奪うと、15番でもバーディ。みたび2オンを決めた16番のパー5でもきっちりと1つスコアを伸ばした。この日は3つあるパー5すべてでバーディ。それでも「全部イーグルチャンス。でも16番がショート。1番うまくパターを打てたのは2番かな」と、パター次第では…という思いもどうしても拭えなかった。
初めて戦うリンクスについては「下が硬いので距離感を合わせるのが難しい。かなり手前から行って奥に溢れてしまったりというのがあった」と戸惑いも見せた。しかし内陸側に位置しているとはいえ、「全英リコー女子オープン」が行われるロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブもリンクスとあって、この大会でしっかりと感触をつかんで来週に臨むつもりだ。
「セカンドの距離感もなかなか合わず、長い距離のバーディパットばっかりだけど、最後のほうには良いパットもあった。明日に繋げられたらいいなと思います」と初日を振り返った畑岡。トップのティファニー・ジョー(米国)が「62」をマークし一人抜け出したが、「1位は伸びているけど、2位以降とは4打差。2日目が大事かなと思います」とその目はしっかりと上を向いている。スコットランドの地でも、畑岡がその実力を発揮する。
<ゴルフ情報ALBA.Net>