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どっちのグリーンが近く見える? コースに潜む『錯覚』の罠【小田美奈のキャディ目線】

妙にピンが遠く見える、測った距離と自分の感覚が合わない、といった経験はないだろうか。それは、コースの罠のひとつ。宮里藍の専属キャディの後、ハウスキャディとして働く小田美奈さんに聞いた、コースの罠に嵌まらない方法。〜錯覚編〜
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「上りのラインだと思って打ったら、ひどくオーバーしてしまった」。「グリーンが近く見えたのにショットしたら全然届かなかった」。そんな経験はありませんか?

コースには、プレーヤーの感覚を狂わせるような『錯覚』を生じさせる状況がそこかしこに隠れています。コース設計者の意図か、はたまた自然の産物か。それらに惑わされることなく、正しいと言われる情報だけを信じてショットすることは、意外にも難しいものです。

錯覚を生む要因として挙げられるものはいくつかあります。例えば、傾斜や影、遠近法による錯視といったものです。

まず、山岳コースで気を付けなければいけないことは、そもそもコース自体が全体的に傾いている場合です。山の中腹に位置するようなゴルフ場の場合、平らに見えても実は山の斜面に沿ったような傾斜が隠れていることが多いです。特に、その影響を受けがちなのはグリーン上。グリーンに乗ってから傾斜を見るのではどうしても情報不足で、セカンド地点でもティイングエリアでも、とにかくグリーンが見えた時点からその全体の傾斜を確認しておくことが大切です。その傾斜が「どこからどこへ」「どのように」向かっているのか。芝目も山から谷に向かうことが多く、見た目よりも切れるという状況を作りがちなので要注意です。

また、距離感を狂わされる錯覚といえば、遠近法による錯視です。例えば、グリーンの奥に何もなくて開けている状況と、木の密集した林がある状況とでは、グリーンまでの距離の感じ方が違ってきます。同じ距離でも前者はグリーンが近く見え、後者は遠く見えます。フェアウェイが徐々に狭まっていくようなコースレイアウトや、海や山が正面に見えるような風景も錯覚の原因に。グリーンの手前にある大きなバンカーも、グリーンを小さく見せがちですし、グリーンエッジから離れたところにあるバンカーや池など、ショットするところから全体像が見えない状況は、距離感が掴めないことが多いです。

ピンの長さによる錯覚もあります。こうした様々な錯覚からどうしても感性を鈍らされてしまうからか、グリーン面や落とし所が見えないと嫌がるプロは多いものです。

感覚にズレが生じてしまっている時は、与えられた情報を信じてただその通りにショットするしかありません。騙された感覚に翻弄されないように、まずはコースの情報をしっかり把握しましょう。その中で、なぜ感覚とのズレを感じるのか、その理由を見つけること。納得できるような理由がわかれば、違和感を払拭できるからです。

■小田美奈/おだみな 元プロキャディ。大学のサークルでゴルフを覚え、トーナメント運営のアルバイトからプロキャディに転身。男子、女子両ツアーで活動し、宮里藍のデビューからアメリカ本格参戦まで専属キャディを務めた。これまでに宮里藍で9勝、今井克宗で2勝の計11勝をサポート。同じプロキャディの小田亨さんと結婚し、現在は二児の母をしながら、近所のゴルフ場でハウスキャディとしてアルバイト中。

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