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2015.03.28
3月も終わりに近づき、気温がぐんぐん上昇しています。
東京でもまもなく桜が見ごろ迎えますが、花粉症持ちの方にはまだツラい季節は続くのではないでしょうか。
日本のゴルフ場の多くは山の中にあるので、基本的に杉林に囲まれてしまっています。
しかしもはや日本人にとって杉は決して景観のいい植物ではありません。
やはりゴルフ場に似合うのは松の木ではないでしょうか。
英語で松は「pine」です。
パインと名のつくゴルフ場には名門コースがたくさんあります。
まずはノースカロライナ州にあるパインハーストでしょう。
昨年史上初めて男子と女子の全米オープンが同会場で開催されましたが、1999年と2005年にもここで全米オープンが開かれています。
しかしメジャーが開催されたのは、パインハーストのNo.2コースであり、実はパインハーストリゾートには8つのコースがあります。
総ホール数144というのはアメリカ最大、世界でも中国のミッションヒルズに続いて2番目に大きなゴルフコースです。
続いてご紹介するのは、ニュージャージー州にあるパインバレーゴルフクラブです。
米国ゴルフダイジェスト誌やゴルフマガジン誌で、全米ナンバーワンコースに選ばれる超名門ゴルフ場です。
当然プレーはメンバー同伴に限られ、しかも1人のメンバーが1年間に連れてくることのできるビジター数に制限があるため、最もプレーすることの難しいゴルフ場のひとつです。
そしてオーガスタやシネコックヒルズと違うところは、プロの試合も開催されないということです。
そうした点では、コース内がほとんどテレビで放映されたことが無い、なぞのコースとも言えます。
日本では廣野や霞ヶ関が簡単にプレーの出来ない名門コースといえますが、競技には結構頻繁に開放されています。
もうひとつはカリフォルニア州にあるトーリーパインズゴルフコースです。
ここは毎年1月にファーマーズインシュランスオープンが開催されているので、日本でもテレビでお馴染みのコースでしょう。
タイガー・ウッズが過去7度優勝し、2008年の全米オープンでも劇的な優勝を飾った、ウッズの得意コースのひとつです。
このゴルフ場も南コースと北コースの36ホールを持ち、ツアーが開催されているのは南コースです。
上記の2つとの大きな違いは、サンディエゴ市営のパブリックコースであるということ。
誰でもプレーすることは出来ますが、当然人気コースの為、予約を取るのは難しく、またプレー料金も決して安くはありません。
しかし地元サンディエゴに住む人には専用の予約枠があり、市外の人と比べると格安な料金でプレーすることが出来ます。
全米オープン開催コースといえど、地元の人なら優先的に安くプレーが出来る。
これが理想的なパブリックゴルフ場の在り方と言えるかもしれません。
アメリカのゴルフ事情は実にうらやましいですね。