ギアにも飛ばしにも貪欲な“地クラブ女子”の葭葉ルミ。昨季は開幕からクレイジー『CRZ-435』にドライバーを替え、めでたく国内女子ツアーの初代ドライビングディスタンス1位を獲得。その他にも、開幕時にPXGだったアイアンをシーズン途中にテーラーメイドに変更。一時期はほぼほぼテーラーメイドといったギアを使用するなど、大きな変更を重ねていた。
⇒昨季開幕戦、葭葉ルミはアイアンもウッドも“地クラブ女子”に
⇒昨季の途中で、またまた葭葉がガラッとアイアン変更
今季はどうなったのか?早速本人を直撃すると、やはりアイアンをガラリと変更していた!今季の相棒に選んだのはブリヂストン『JGR HF2』アイアン。ぶっ飛び系アイアン『JGR HF1』の兄弟モデルで、弾きのいい薄いL字フェースが売りのミッドサイズキャビティだ。ここで一つ疑問が。元々飛ばし屋の葭葉が使うと飛び過ぎたりしないものなのか?
「むしろ、今までがハードなアイアンだったので、思ったより飛距離が出ていませんでした。このアイアンに変わって飛距離が出るようになって、ドライバーとの飛距離のギャップが埋まった感じです。今までは7番で150ヤード飛びませんでしたから。145ヤードくらい。それが今は150は越えています。(コーチ談では155ヤードは飛んでいるとのこと)5番で170ヤードくらいかな、いや、もっと行ってるかも…、振れば180ヤードはいくかな」(葭葉ルミ)
昨日の時点では正確な飛距離がまだ確認できていなかった模様。はたして明日の開幕には間に合うのか?
「やさしく打てるし意外に番手のピッチにばらつきもないんですよ。最初は厚みのあるアイアンで不安もありましたが、しっかりとクラブヘッドが“入ってくれる”感じがします。インパクトで弱い感じがないというか。飛び系アイアンなので、今までと番手が違ってきます。もちろん調整は必要だし、試合になってみないと分かりませんが、短い番手を持てるのはやっぱり気分がいいですね」(葭葉ルミ)
ちなみに、ボールも打感が気に入ってブリヂストン『TOUR B X』にスイッチしたとのこと。同社ツアーレップは「同じ『JGR HF2』アイアンを使用する若き飛ばし屋・川崎志穂とのマッチアップが早く見てみたいです。なにしろ飛び系アイアンに飛び系ツアーボールの組み合わせは、飛ばし屋である2人にとって鬼に金棒状態ですから」と、飛距離女王のまさかの使用に早くも期待が膨らんでいた。
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