<東建ホームメイトカップ 初日◇12日◇東建多度カントリークラブ・名古屋>
アジアンツアー、欧州ツアーをかけもちして、世界中を転戦する川村昌弘。国内開幕戦の初日で7バーディ・1ボギーの「65」をマーク。「2〜3年くらいの氷河期を終えました。ようやくよくなってきています」と首位と2打差、6アンダー・4位タイ発進を決めた。
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2018年は国内ツアー初戦「SMBCシンガポールオープン」、2戦目「レオパレス21ミャンマーオープン」に参戦。その後もニュージーランド、ブルネイでの試合に臨んで海外を転戦した。加えて、「ゴルフをやらない旅もしました」と、バルセロナ、リスボン、バレンシア…とプライベートでも世界中を飛び回った。
そうして舞い戻った国内での開幕戦。調子のよさを存分に見せつける初日となったが、特に力を発揮したのがアイアンショット。「すごい飛ぶ。今日は17番(パー5)。今までアイアンでセカンドショットを打ったことがなかったんですけど、今日は7番アイアンで残り190ヤード弱かな」と自身でも驚きの飛びを見せた。
その手助けをしたのが、SMBC-から変えたという新アイアン。「マッスルバックの難しいのから、タイトリストのAP2のやさしいアイアンに。番手が1クラブくらい変わって、風が強いときに無理やり低い球を打ったりしなくなりました」。調子のよさに加えて、新たな武器がうまくかみ合った。
「今年はすごい自信があります。初めてです、こんなことを言うのは」と力強く言い切った川村。「手ごたえもあるし、勝てると思います」。世界を回る旅人ゴルファー、日本の開幕戦で今年一つ目の勝ち星を挙げられるか。(文・谷口愛純)
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