<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇6日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6,715ヤード・パー72)>
国内女子ツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」はついに最終日。プライドをかけたメジャータイトルをかけた争いもいよいよ最終章へと突入した。
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トータル5アンダーでトップを走るのは昨年の韓国ツアー賞金女王イ・ジョンウン6。巧みなショットを武器に2位以下に4打差をつけて首位を快走している。昨年、韓国ツアーで挙げた4勝のうち3勝が首位からの逃げ切りと追いかけられる展開はお手の物。2015年大会で優勝したチョン・インジ(韓国)以来となる日本ツアー初出場で公式戦優勝は目の前だ。
ジョンウンを追いかけるのが昨年の日本の賞金女王・鈴木愛と09年の米国ツアーの賞金女王である申ジエ。くしくもマネークイーン経験者3人が最終組に入る展開となった。3人は9時40分に1番ティからスタートする。
鈴木は「最終組じゃなければ(優勝の)チャンスは無かったと思っているので、幸運だと考えています。敵は目の前にいるほうがいい。状況を見ながらプレーできます」と3日目に続くジョンウンとの直接対決を歓迎。「このコースでは4打差でもチャンスがあると思っています。すぐにダボやボギーが来るコース。ここまで来たら勝ちたいです」。日本の総大将としてやすやすと勝たせるわけにはいかない。
一方のジエも「チャンスはある」と語る。「このコースはとても難しい。チャンスはあると思います。我慢して我慢してチャンスが来たら攻めるというスタンスで臨みたい。相手ではなく自分との戦いになると思います」。最終日に滅法強いファイナルラウンドクイーンの目が鋭さを増した。
また、トータルイーブンパー・4位の比嘉真美子、トータル1オーバーの5位タイにユン・チェヨン(韓国)と藤本麻子も虎視眈々と逆転劇を狙っている。
泣いても笑っても残りは最終ホール。“女王”のプライドをかけた18ホールが今、始まる―。
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