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引退覚悟の背水の年にまさか…無名・高山佳小里が全米女子OP出場権獲得

＜全米女子オープン 事前情報◇8日◇ショール・クリーク＞
これまでのレギュラーツアー出場は予選落ちに終わった2016年の「大王製紙エリエールレディス」のみ。初めての囲み取材に「びっくりしちゃう（笑）」。そんな初々しいプロがまさにアメリカンドリームをかなえた。「全米女子オープン」の最終予選会で高山佳小里（かおり）が2アンダー・3位で出場権を獲得した。
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高山は15年のQTで103位に入り日本女子プロゴルフ協会（LPGA）に単年登録し、アマチュアの資格を破棄。翌16年はQTと重なる日程以外ではステップ・アップ・ツアーに出場した。だが、「山陰合同銀行 Duoカードレディース」の14位タイが最高位とトップ10に入れず。同年のQTもセカンドで敗退し、ステップの出場権を失うとともにLPGA単年登録の資格も失った。
今年は高山にとって覚悟の年だ。「だらだら続けてもなぁなぁになってしまう」と大学卒業時に、25歳までにプロテストに合格できなければクラブを置くことを両親と決めていた。今年で25歳。2次からとなる3度目のQT挑戦で、最後にしようと決めている。今回の予選会に出場しようとしたきっかけもプロテストに向けた、ただの“力試し”。まさか本戦に出られるなんて考えてもいなかった。
「え〜、どうしようという感じです（笑）。コースも全然分かっていません…。とりあえず試合までにアプローチをとにかく練習したいですね。今日良くなかったので。少しでもバリエーションを増やしたいですね」と、まだまだ実感は湧かないが、自身の手でつかんだ大舞台。「せっかくなので楽しんでやりたいと思います」と白い歯をこぼした。
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