<全米女子オープン日本最終予選会◇8日◇大利根カントリークラブ>
5月8日(火)、茨城県・大利根カントリークラブにて「全米女子オープン日本最終予選会」が開催され、川岸史果、蛭田みな美、高山佳小里、香妻琴乃の4名が「全米女子オープン(5月31日〜6月3日)」の切符を獲得。海外メジャーに初出場となる香妻は、決定後に「全米女子オープンは、すごく遠い目標ではありましたが、1度は行ってみたい大会でした。いまの私が海外メジャーに出場できるチャンスがあるのは、この予選会だけ。出場するからには自分に自信をもっていきたい」と決意を語った。
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2016年にシードを喪失し、2017年はQT組としてレギュラーツアー33試合に出場するも賞金ランク63位でシード復帰ならず。2018年はQTランク104位となり、下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場となる香妻だが、「QTが終わったときに、今年はレギュラーツアーに年間出場していた時にできなかったことに取り組む1年にしたい」と決めた。
「とにかく練習量を増やす方向に。いままでは腰痛を怖がって”守り”に入りながらプレーしていましたが、それでは、いま以上のレベルにいけない」と、レギュラー参戦時に継続的に取り組むことができなかった基礎練習や体作りを重視しているが、今年の一番の課題は「パッティングに自信をつけたい」。賞金ランク19位で初シードを獲得した2014年は平均パット数1位。パッティング力と飛距離を武器にブレイクを果たしただけに、復調には重要な課題。
「パッティングは(スイングとは違い)動きが大きくない繊細なもの。試合の緊張感のなかで”どれくらい普段と同じようにやれるか…”が大事。練習でも連続してカップインするドリルで緊張感を作ることをひたすら続けています」
昨季は連戦のなかで、いい感覚を取り戻すキッカケを掴めなかった。今季は試合翌週にまとまった練習時間を確保できることで「悪かった部分を見つめ直していくと、気づきがあるんです。その繰り返し。自分の体にいい感覚が身につくまでできる」と調整する日々だが、シーズン前に決めた誓いを胸にレベルアップを図っている。
今週開催の「ほけんの窓口レディース」は、3月の「アクサレディス」以来のレギュラーツアーの出場。また「リゾートトラスト レディス」「アース・モンダミンカップ」の出場も決まっている。まだまだリランキングでの後半戦出場権獲得も十分可能なだけに、取り組んできた課題を結果として残したい。
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