最後はもたついて詰め寄られるも、午前中のリードは最後まで効果を発揮した。兵庫県にあるジャパンメモリアルゴルフクラブで行われた「全米オープン」最終予選会。オーストラリアのデービッド・ブランスドンが、トータル7アンダー・2位で通過し、海外メジャーへの切符を手にした。
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前半18ホールでライバルを引き離した。アウトの1組目で出たブランスドンは、出だしの1番から連続バーディを奪うと、6番からは3連続バーディで完全に流れを掌握。その後、ボギーを挟みながらも確実にバーディを積み重ね、ダボを叩いた直後の14番ではイーグルを奪取。15番からは連続バーディ。最後にボギーを叩いたが「63」とロケットスタートを決めた。2ラウンド目は3バーディ・1ボギー・1トリプルボギーの「72」とスコアを1つ落としたが、先行逃げ切りのゴルフで見事出場権を手にした。
「自分にとって初めてのメジャーなので信じられないくらい嬉しい!」と声を弾ませた44歳。「全米オープンのイメージ? ボールを真っ直ぐに打って、フェアウェイをキープしなければいけないと思う」と、初めて立つ舞台を思い描いた。
大舞台に向けて「ショートゲームをもう少し練習して備えたい」と話したブランスドン。「まずは予選を通過して少しでも上位に。日本の賞金ランキングにも加算されるので、いい位置に行きたいね」と笑顔で話した。
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