<LPGA最終プロテスト 最終日◇27日◇チェリーヒルズゴルフクラブ>
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の最終プロテストが24日(火)〜27日(金)の日程で行われ、21人の新人女子プロが誕生した。最年長が26歳、今年高校を卒業した一発合格組が5人。2000年代生まれのプロが初めて生まれた。
昨年、高卒として受験に失敗し、今年2回目の挑戦で見事合格を果たした原英莉花。ジャンボこと尾崎将司の門をたたき、大きな注目を浴びる中、プレッシャーをはねのけ、晴れてプロゴルファーの肩書きを得た「今までは“プロ”というのもなんだか…」と、「TP単年登録」という1年限りの認定プロという立場にもどかしさを感じていただけに、喜びをもひとしおだ。
敬愛するジャンボから、プロテストに向けて言葉をもらったわけではないが、最低限の結果を報告することができる。とはいえ、「今まで褒めてもらったことはないので…」と、厳しい師匠からのお褒めの言葉は望めそうもないという。こうなったら結果を出して行くしかない原。前半戦でつかんだリランキングによる後半戦のレギュラーツアー出場権で試合が続くが、「早めにシード権を決めて、優勝もしたい」と意気込む。
新人女子プロによるアンケートの「目標とするプロゴルファー」欄には、堂々と“尾崎将司様”。強くて、愛されるプロゴルファーになりたいと師匠の背中を追って、飛躍のときを迎えた原。スケールの大きなゴルフで、日本女子ゴルフ界を引っ張っていく。
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