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小祝さくらがもうすぐ“先輩”に！ルーキー卒業試合でV目指す

＜大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目◇28日◇鳴沢ゴルフ倶楽部（6,685ヤード・パー72）＞
ルーキーイヤーながら、今季5度のトップ10入りを果たしている小祝さくら。今週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で“ルーキー”の肩書きがとれる。

昨年プロテストに合格してから早1年。「毎回が初めてのことで、まずは、なんとかこなすだけという感じで、本当にあっというまでした」と振り返るが、今季の成績を見れば2位タイに入った先週の「センチュリー21レディス」を始め、先輩プロを相手に度々優勝争いに顔を出している。
この日も、首位と8打差のトータル4アンダー・7位タイスタート。台風の接近で強い雨風にさらされる中で4バーディ・ノーボギーの「68」と好プレーを演じた。雨も風も好きではない、と苦い顔を見せたが、「難しい状況のときは、まずはグリーンに乗せる。どこでもいいからのせて、パーをとることを考えてやるようにしました」と冷静な判断で切り抜けた。
首位と6打差の4位タイで迎える最終日は、最終組の1つ前からスタートでプロ初優勝を狙う。直近の2試合では、首位で最終日を迎えながらも優勝を逃しているが、「最終組はプレッシャーがあったんですが、今回は追いかけていく立場なので、プレーもしやすいと思います」と、静かに闘志をのぞかせた。
来週は、地元が舞台の「北海道meijiカップ」が待っている。舞台となる札幌国際カントリークラブは、ジュニア時代からなじみのあるホーム。「いい成績で北海道に帰れたらなと思います」。プロ初優勝をひっさげて、誰もが認める“プロ”の顔で凱旋を狙う。（文・谷口愛純）

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