<LPGA最終プロテスト 入会式◇28日◇チェリーヒルズゴルフクラブ>
今季復活優勝を挙げた大山志保やツアー初優勝を果たした永峰咲希らを輩出してきた宮崎から、スケールの大きな選手が新たに誕生する。今年で3回目のプロテスト受験となる脇元華が、念願のプロゴルファーとしての歩みを始める。
合格を決めたLPGA最終プロテストから一夜明け、「やっと実感が沸いてきました。プロゴルファーになったんだ」と笑顔でLPGA入会式を終えた脇元。まずは、8月下旬のステップ・アップ・ツアーに出場し、同月末から始まる台湾ツアーの試合に出場予定だ。
2016年の不合格から、心が安まることがなかった。「2年分の思いがあったので、今回は1番プレッシャーがありました。生きた心地がしませんでした」と、ここ最近の心境を振り返る。「やっとスタートラインに立てました」と話す表情からは、充実感とともに、大きな安心感もうかがえた。
ただ、脇元が話すように、プロテスト合格は終わりではない。「24時間ゴルフのことを考えていたので、ちょっと休みます」というが、気持ちはすでに次を見据えている。「謙虚で明るく、強い選手になりたい」と5月の台湾ツアー「サンポレディスオープン」以来のプロ優勝に向けて、確実にステップを踏む。
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