<日本ジュニアゴルフ選手権競技 最終日◇17日◇霞ヶ関CC、男子(西コース6775ヤード・パー70)>
2017年大会、1打差で優勝を逃した杉浦悠太(福井工業大学附属福井高校2年)が雪辱を果たした。「去年は本当に悔しかった」とこぼしたが、奇しくも、今年は昨年と同じく首位と1打差・2位で最終日に突入していた。
「前半は、緊張でパターの手が震えました」とプレッシャーに襲われたが、強風でショットが乱れるも、パットでしのいで前半をイーブンパーで終了。後半では気持ちの面で仕切り直し、3バーディ・ノーボギーとチャージをかけ、トータル10アンダーでホールアウト。後続に4打差をつけての圧勝を飾った。
昨年の惜敗から、飛距離アップとパッティングの技術力向上に取り組んだ。飛距離面では、体重を5キロ増量したことで10ヤードアップに成功し、現在は280ヤードを誇る。また「まっすぐ打つこと、を納得するまでずっと練習していました」と猛特訓したパッティングは、勝利に大きく貢献した。
しかし、本当の意味でのリベンジはまだ果たせていない。昨年涙を飲んだのは、2020年の東京五輪の会場となる、霞ヶ関CCの東コースだが、今年の会場は西コース。2019年「日本ジュニア」も同コースで行われることが決定しており、まだどちらのコースで行われるかは決まっていないが「来年も日本ジュニアで優勝したいです。東コースでも」。高校最終学年に、両コースを制覇して、完全勝利といきたいところだ。(文・谷口愛純)
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