<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 初日◇6日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>
51回目を迎える国内女子メジャー「日本女子プロゴルフ選手権 コニカミノルタ杯」がいよいよ開幕した。富山県のパブリックコース、小杉カントリークラブを舞台に今年の女子プロNo.1が決定する。
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今大会で、7月上旬の「ニッポンハムレディス」以来2カ月ぶりに鈴木愛が復帰。右手首のケガで欠場が続いた昨季の賞金女王は、開幕前に「ギリギリ間に合った感じ。パターが思うように打てない。試行錯誤はしているんですけどね」と、まだ“復帰途上”である現状を口にした。しかし、2014年にツアー初優勝を挙げ、16年にも2度目の戴冠を果たした大会への意気込みは強い。ブランクを感じさせないプレーを見せることはできるか。
また、今大会には特別な思いを抱いて臨む選手達の姿が見られるだろう。今回のコースは昨年のプロテストの舞台となった小杉CC。そこで合格し、プロへの第一歩を踏み出した89期生も多数出場を果たしている。
その一人が、先週の「ゴルフ5レディス」でプレーオフのすえ敗れ2位に終わった小祝さくらだ。「気持ちも切り替えられた」と新たな気持ちでメジャータイトルに挑む。プロテスト・トップ合格の松田鈴英、沖せいらや、勝みなみ、新垣比菜ら、約1年ぶりにこの地で真剣勝負を繰り広げることになる選手達のプレーにも注目したい。
LPGAはこの大会を「アジアNo.1を決める大会にしたい」(小林浩美会長)という意向を持ち、その一環としてアジアの有力選手を招待。その中には、米国ツアー4勝を誇るジャン・ハナ(韓国)も名を連ねる。昨年覇者・李知姫も連覇へ並々ならぬ思いを持つほか、先週優勝の申ジエ、今季4勝のアン・ソンジュら好調な韓国勢も上位を賑わす存在になりそうだ。
開幕前には「伸ばしあいになる」(塩谷育代コースセッティング担当)と“ビッグスコア宣言”も飛び出している今季メジャー第2戦。果敢に攻め、最後にタイトルを手にするのは? 最高峰の戦いが繰り広げられる4日間から目が離せない。
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