<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 初日◇6日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>
「全く別のコースでした!」
【写真】松田鈴英が北の大地で見せたとびっきりのスマイル!
そういってホールアウトしたのは本大会の会場、富山県の小杉カントリークラブで昨年、行われたプロテストでトップ合格を果たした松田鈴英だ。
「何で去年(プロテストのスコア)、11アンダーも出せたのか分からない」とメジャー仕様となったコースに戸惑いの言葉を口にした。なかでも松田を驚かせたのが「距離が長い。ここがカギになる」と話した18番。確かにプロテスト時は390ヤードだったのが、今回は420ヤードと30ヤードも違えば“別物”というのもうなずける(ちなみに全長はプロテスト時が6397ヤード、今回が6605ヤード)。「フェアウェイも狭いし、予選通過ギリギリとかで迎えたらダボを打ちそう」と、難敵として再び松田の前にその本性を現したのだった。
しかし、よくよく考えるとこの日の松田は3アンダー・13位タイ。これを4日間続けたら、12アンダーと当時の自分超えを果たす計算だ。それを指摘されると、アッとした表情を浮かべ「ほんとだ!」と一言。それに気をよくしたのか「周りの人から成長しているといわれます」と口も滑らかになった。
先週の「ゴルフ5レディス」を欠場し、休養にあてたことでショットに不安をおぼえながら富山入りした松田。「プロアマでもいいショットが打てなかったのに、夜に素振りをしたら、今日になって急によくなった」と、やはり好相性の土地ということもうかがわせる。それでも昨年のイメージは捨てる?という問いかけには大きくうなずいた。1年前の“自分超え”を果たし、再びトップでゴールテープを切りたい。(文・間宮輝憲)
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