<ツアー選手権 事前情報◇18日◇イースト・レイクGC>
今季最終戦の開幕目前。「ツアー選手権」に出場する精鋭30人の中にタイガー・ウッズ(米国)の名前があることに驚きを隠せないファンも多いが、ほかならぬウッズ自身が最も驚いているといっても過言ではない。
【写真】タイガー・ウッズが久しぶりに見せた雄叫び!
「昨年の状態を考えれば、ここにいるだけで達成感でいっぱいだ」
大会前の公式会見で笑顔を見せたウッズ。1月に2年ぶりのツアー復帰を果たしてから、徐々に調子を上げていった。3月にはすでに優勝争い。「全英オープン」ではサンデーバックナインまで優勝戦線に残り、その結果を持って「WGC-ブリヂストン招待」に滑り込み、その翌週の「全米プロゴルフ選手権」では、最後まで優勝争いに食い込み2位に入った。
「最終的にこのツアー選手権にまで来ることができた。大変なことだったと思うし、今年やってきたことを誇りに思う」
期待された優勝こそないものの、存分にタイガー・イズ・バックで存在感を示したシーズンだった。もちろんこの最終戦で勝利を収めることができればそれにこしたことはないが、今のウッズは謙虚な姿勢で完全復活への道を進んでいる。次週は、主将推薦で出場を決めた欧米対抗戦の「ライダーカップ」も控え、今は充実の時。さらには、2年後の東京五輪にまで話が及ぶと、「実現したらいいね」と、まだまだ米国勢トップの座を射止める気は薄れていない。
今季は間違いなくウッズ復帰と復活に沸いたシーズン。その印象をさらに強くするために、最終戦でもうひと踏ん張りが必要。元世界一のスーパースターは、これからもツアーの第一線で戦い続ける構えだ。
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