<中国新聞ちゅーピーレディースカップ 2日目◇20日◇芸南カントリークラブ(6400ヤード・パー72)>
広島県で開催されているステップ・アップ・ツアー第17戦「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」の2日目、21歳の丹萌乃が立浦葉由乃と並び、トータル8アンダー・首位タイでフィニッシュ。今年8月の「山陰合同銀行 Duoカードレディース」以来となるステップ2勝目をかけて最終日に挑む。
【写真】雨中の広島決戦2日目を特選フォトで振り返る
この日は朝から強い雨に見舞われた。アウトコースからスタートした丹は、わずか2ホールを消化した時点で、コースコンディション不良の影響で競技中断。まさに水を差されたかたちとなったが、「中断中は(高木)萌衣ちゃんときつねうどんを食べて、ミルクティーを飲んでリラックスできた」と、同い年の仲良しと息抜き。約1時間40分後に再開された後は、6バーディ・1ボギーと5つ伸ばし、こちらも同い年の立浦と並んで首位に立った。
「パッティング練習が一番好きです。(今年の)最終プロテストに落ちてからは、毎日パッティング練習しています。ホテルにもパターマットを持参しています」。たゆまぬ努力の成果は、2日間での平均パット数26回(全体1位)という数字に表れている。新世代のパット巧者が、2度目の栄冠に向けて突き進む。
上位陣のコメントは以下のとおり。
立浦葉由乃(首位タイ・-8)「ショットが全部引っ掛け気味で、自分のフィーリングとしてはイマイチでした。前半3つのピンチをしのげたのが大きかった。後半はピンチもなかったです。やっぱり、このコースはフェアウェイキープ率が大事ですね。優勝は意識せず、目標の3日間20バーディを目指したい。あと9個です!」
上原美希(3位・-7)「スタート前に中断になって、集中力が少し途切れた感じはあったけど、バーディが先行してよかったです。最後は暗くなってきて、ピンが見えにくかったですけど、上がり3ホールで2バーディ獲れました。今日は長い時間プレーしたので、明日に備えて体をしっかり休めたいです」
但馬友(4位タイ・-6)「先週の山陽新聞レディースカップで、今年初めて予選落ちをして、人の話が入ってこないぐらい、めちゃくちゃ落ち込みました。今週は結果に左右されないように、気持ちを常に一定に保つように心掛けるようにしています。1打ごとにアドレスに入ったら、常に気持ちをゼロにすることを意識して頑張ります」
河本結(4位タイ・-6)「午前中は内容もよかったんですけど、後半は疲れてきて、パッティングのときのボールを置く位置を間違えてしまって、引っ掛けてしまっていました。勝つときは、運も必要なので、常に優勝争いできる位置にいることが大事。もちろん残りの試合、全部勝つつもりでいます」
稲見萌寧(4位タイ・-6)「ティショットが荒れていたので、セカンドショットで頑張りました。17番は50cmぐらいについてのバーディ。18番は1mの下りのスライスだったので、ちょっとしびれながら打ったんですけど、入ってよかったです。ティショットが曲がるとラフがキツいので、明日はティショット次第です」
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