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原英莉花は5位タイでも不満足　目標上方修正で「早く優勝がしたい！」

＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 2日目◇22日◇利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード・パー72)＞
5バーディ、1ボギーの68をマークし、順位を16位タイから5位タイにまで上げた原英莉花。自己最高の3位タイには及ばなかったが、賞金291万6666円を加算し、通算賞金額を1884万5832円とし、ランキングを47位にまで上げてきた。それでも、ホールアウトした原の表情はさえない。
【写真】OLだったらこんな感じ？の原英莉花
「全部バーディを獲るつもりで最終日に臨んだのに、いきなりボギースタートですからね。ショットは良かったんですけど、ピンの位置が難しく、5、6メートルのパットを打ち切れなかったことが悔しいです」。
終盤の16、17番ホールがまさにその代表で、どちらもカップの手前でショートし、パーに終わった。「あまりにも悔しかったので、最終18番パー5の2打目は相当集中しました。ピンまで残り242ヤードあり、しかもアゲンストの風だったので届くかどうか微妙なところでしたが、なんとか届いてくれました」。ボールはピンの右奥5メートルのカラーに止まったが、そこから2打で沈めて見事バーディを奪った。
「今週もそうですが、初日にしっかりとスコアを伸ばしていないことが、優勝に届かない要因だと思います。それを解消するために、もっとパットを練習しないと…」。
まだグリーンの速さに適応しきれておらず、インパクトでパンチが入ったり、逆にしっかり打てないことが、初日に爆発できない理由だという。師匠であるジャンボ尾崎からは、インパクトの大切さを教わっていたにもかかわらず、なかなか勇気を持ってストロークできないのが腹立たしく感じる。それでも、パットさえ入るようになれば、ショットの調子がいいだけに、優勝はそう遠くないと感じられるようになった。「できれば今季中に優勝したいですね」と、いつの間にかシード獲得からさらに上のレベルの段階に目標を変えていた。（文・山西英希）

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