石川遼のマネージメントなどを手がけるケーアイ企画が、福島県にあるゴルフ場、棚倉田舎倶楽部の経営権を取得し、初めてゴルフ場の経営に乗り出すことが分かった。
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日米大学対抗戦を長年開催していた同コース。戦略性と抜群のゴルフ環境を備えており、滞在型のプランなども充実していることから人気が高い。現在もジュニアキャンプを開くなど、ジュニア育成にも力を入れていることでもゴルファーの注目は高いといえる。
今回、運営会社の棚倉開発社長に石川の父・勝美氏が就任。コースの持つ既存の魅力に新たな風を入れつつ、新旧融合の新たなゴルフ場の形を模索していくことになりそうだ。
明日開幕する「トップ杯東海クラシック」に出場するため愛知県入りしている石川は、この日行われたプロアマ戦後、コースに対する思いを明かした。
「アメリカに行く前はゴルフ場に対しての興味が狭い範囲でしかありませんでしたが、アメリカに行ってからプレーヤーとしての興味が出てきました。僕は経営についてはノータッチですが、経営という意味ではゴルファーを増やしたい、ゴルフファンを増やしたい。ジュニアゴルファーを増やしたい。日本のゴルフのレベルを上げていきたいと思います」
実質の経営は父の勝美氏と事務所が行うと見られるが、石川のエッセンスや思いが今後の倶楽部運営に反映される可能性は高いと見られる。
「このコースに行ったらうまくなると思ってもらえるようなコースにしたいし、実質的な改修などにももちろん携わっていきたいです」と、プレーヤー、JGTO副会長、ジャパンゴルフツアー選手会長のみならず、日本ゴルフ界の発展に寄与するために、ゴルフ場の運営という側面からも力を注ぐ構えだ。
事務所によると以前からゴルフ場の運営には興味があり、石川サイドの思いを実現できるのが同コースだったと話す。「6月のダンロップ・スリクソン福島オープンのときに、福島県のゴルフ場の方々と話して、ゴルフで県を明るくしたいというのを感じましたし、一緒に頑張っていこうという思いになりました」と石川も今後に夢を持つ。
「コース全体の雰囲気も好きですし、自分が回ってもわくわくする印象です。ゴルファーがたくさん集まるところ、いろんなサービスで人が集まるところにしたいと思います」
支配人や従業員はそのままに、既存のメンバーなどとともに、新たな形のゴルフ場を目指していくことになりそうだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>