<スタンレーレディス 最終日◇7日◇東名カントリークラブ(6571ヤード・パー72)>
今週は女子ゴルフ世界一決定戦の「ULインターナショナル・クラウン」や韓国女子ツアー公式戦「ハイトジンロ選手権」が行われていることもあり、賞金ランキングトップ5をはじめとした上位勢が揃って不在となっている「スタンレーレディス」。危惧されていた台風25号も日本列島の北を通過するルートとなり、無事最終日がスタートした。
トータル7アンダーの首位タイで並んでいるのは2012年の賞金女王・全美貞(韓国)と、今季4月の「サイバーエージェントレディス」で初優勝を挙げた黄金世代・新垣比菜の2人。全は「2日間調子がいい」というショットを生かして安定したゴルフを展開。「自分の実力を出すことができれば結果は付いてくると思います。パッティングが大事になってくると思うので、その精度を高めていきたい」とツアー通算26勝目を見据える。
一方の新垣も「2日間落ち着いてプレーができました」とこちらも首位を譲らず。ツアー2勝目に王手をかけている。「優勝したいですね。最終日も普段通りプレーしたいと思います」とキッパリ。「毎ショット自信を持たせてくれる」というツアー最多勝の名キャディ・清水重憲氏と共にタイトルへと突っ走る。
1打差の3位にはささきしょうこ。「100ヤード以内のショットが良くなってきた。ウェッジでチャンスを作れたときはバーディを獲れました」と2日目にベストタイとなる「65」をたたき出して急浮上した。「優勝争いを意識しすぎると気負いすぎてしまうので、まずはアンダーパーで回ることを意識してやりたい」と最終日を戦う。
トータル5アンダーの4位には今季2勝と絶好調の黄アルム(韓国)、トータル4アンダーの5位タイには辻梨恵と岡山絵里の2人がつけており、虎視眈々と逆転を狙っている。
日本列島の北を通過している台風25号の影響により、強い風が吹く東名カントリークラブ。また、昨晩強い雨が降ったことによりグリーンは湿っているが、この後は太陽が出て30度まで達する暑さとなる見込みだ。目まぐるしくコンディション。上手く対応して、最後に笑うのは―。
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