<日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ 3日目◇6日◇サミットゴルフクラブ(7018ヤード・パー72)>
シニアプロ日本一を決める公式戦「第57回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ」が最終日を迎える。3日目を終え、トータル15アンダーの米山剛が単独トップ。2打差の2位に鈴木亨。5打差の3位タイにシニア賞金ランク1位のプラヤド・マークセン(タイ)、大会通算4勝の室田淳、柳沢伸祐が続いている。
鈴木亨のドライバースイング連続写真
3日目に、この日のベストスコア「65」をマークし、米山に食らいついたのが鈴木だ。「最近は本当にパットが入らなかったので、泣きたいくらいバーディの数が少なかった。(今大会で)3 試合分のバーディを獲っている気がするんですよね」と笑ったが、その表情からは充実感もうかがえる。
今大会の優勝者には、来年7月に開催される「日本プロゴルフ選手権」(鹿児島県・いぶすきゴルフクラブ開聞コース)の出場権が与えられる。「オフはいつも重信さん(重信秀人)に誘われて指宿でキャンプをやっている。レギュラーツアーも諦めきれていないですし、チャンスをつかみたい」と、鈴木にとっては強いモチベーションになっている。
「これまでは、負けても『2位ならいいや』という気持ちがあった。でも、素直に勝ちたい。そんな謙虚な気持ちじゃダメでしょと言い聞かせながらやりたいと思います」。勝利への欲望をむき出しにして、最後の18ホールに臨む。
3日目までの成績上位者のコメントは以下のとおり。
米山剛(トータル15アンダー・首位)「今日は飛距離は勝てないから、真っすぐ飛ばすことを意識して力まないように回った。(同組だったマークセンとは5打差ついたが)あいつは、何をしでかすか分からない(笑)。最終日も無理をしないで自分のペースで回ります。長尺パターで練習すると、長尺の良さが分からなくなってしまう、短尺パターで練習して臨みます(笑)」
プラヤド・マークセン(トータル10アンダー・3位タイ)「(3日目は)バーディを獲ったホールは、長いパットが入っただけ。グリーンのタッチが合わず、1〜2mの距離をほとんど外してしまった。最終日はマン振りで行く。今日は練習をしてよくなかったから、明日に向けての練習はパット練習くらいで、他はあまりやらないようにする」
室田淳(トータル10アンダー・3位タイ)「(マークセンを止めるのは)米山に任せた。マークセンの足を引っ張るように何とかしよう。でも今週『頑張れよ』と言っちゃったからな(笑)火曜日から5日間ゴルフをしたら、体が痛い。今日も最後は足がふらふらしていた。明日も練習の気持ちで行きます」
柳沢伸祐(トータル10アンダー・3位タイ)「ちょっとバタついたけど、何とか踏みとどまることができた。風の読みが難しくて、距離感が合わなかった。最終日は最低60台で回りつつ、もっといけたらいいな。風が今日よりも吹くみたいなので、低い球を打つ練習をしてきます。ティショットでラフに入ったら難しい。フェアウェイに行かないと」
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