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“勝利の女神”降臨？　香妻陣一朗を応援するため姉・琴乃が来場

＜マイナビABCチャンピオンシップ 初日◇25日◇ABCゴルフ倶楽部・兵庫県（7217ヤード・パー72）＞
初日をイーブンパー・39位タイで終えた香妻陣一朗に、“最強の援軍”が現れた。
【写真】仲良し！香妻姉弟がコースにそろった！
今季は「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で、ツアーでの18ホール最多アンダーパー記録「12アンダー」をマークするなど、前半戦好調を維持していた香妻。しかし、後半戦に入ると「逆球がずっと出てしまっていて…。ずっと悪いイメージを引きずってしまっていた」と、「RIZAP KBCオーガスタ」以降、出場4試合連続で予選落ち（ISPSハンダマッチプレー選手権は除く）と不調に陥った。
それだけに、この日は「ショットの感覚もよくなって、うまくいきました」と光が差し込むラウンドとなった。またホールアウト後には、弟を応援するため姉の香妻琴乃が来場。今週、来週と試合に出場しない琴乃は「2週間空かないと足を運べないから」とこのタイミングで、男子ツアーを訪れ弟に声援を送る。
ラウンド後のパッティング練習場では、ボールを転がす陣一朗と、それを見守る琴乃が笑顔で会話するなど、仲睦まじい様子がうかがえた。「どんな練習をしているのか聞いたりしていました」（琴乃）と、自身のプレーの参考にもなったようだ。
さらに、今大会の予選ラウンドでは、横峯さくらの父・良郎氏が鹿児島県内で開いたゴルフスクール「めだかクラブ」で、幼少時から腕を競ってきた出水田大二郎と陣一朗が一緒にラウンド。「他愛のない会話をしながら、練習ラウンドのように楽しく回れた」とリラックスムードで回れたことも、明るい兆しが見えたラウンドの要因になったようだ。
今季は出水田と姉・琴乃がともにツアー初優勝。姉が優勝した時には「戦いの場が違うので特にライバルと意識したことはありませんが、いざ優勝したと聞かされると、次は自分の番だと、一層やる気にさせられました」というコメントも残した陣一朗。“勝利の女神”の応援も背に、「5アンダーとか出して回りたい」と意気込んだ2日目に一気にスコアを伸ばす。（文・間宮輝憲）
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