毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【マイナビABCチャンピオンシップ編】。
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木下裕太と川村昌弘。先週の国内男子ツアーで大熱戦を繰り広げた2人。最後の最後まで展開が読めない攻め合いは、見る者の感動を呼び、新たな“平成の名勝負”を生み出した。
その激戦を撮影した鈴木祥カメラマンが断言する。「あの試合を撮影できてよかったです。これぞ男子ツアーという試合を見ることができました」と、3日経ったいまでも鮮明にその興奮を覚えているという。
「川村選手はサングラスをかけていますので、あまり表情も見えませんし、派手なアクションもありませんが、内に秘めた闘志を感じました。木下選手は、16番パー3のティショットをベタピンにつけましたが、そのときの気迫がものすごく伝わってきました」(鈴木カメラマン)
好ショットの応戦。「男の勝負を見ました。最後まで分からないハラハラの展開。現地で観戦したギャラリー、テレビで戦況を見守ったファンも楽しめたのではないでしょうか」(鈴木カメラマン)。今季を代表する名勝負に、「プレーオフになってうれしかったです」と、最後まで鈴木カメラマンは撮影の喜びを感じた。
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