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不振きわめたシーズンの“締めくくり”に向かうイ・ボミ　「悪い1年ではなかった」

＜大王製紙エリエールレディスオープン 事前情報◇14日◇エリエールゴルフクラブ松山（6525ヤード・パー72）＞
先週の「伊藤園レディス」で今季自己ベストの「67」、さらに2日連続の60台をマークと、ここにきて復調の兆しをみせたイ・ボミ（韓国）。2015年には優勝を飾っている大会を前に、「先週はスイングの感じがすごくよかったので、それを続けていくのが一番の目標」と意気込みを語った。
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優勝はおろか、トップ10入りもゼロ。賞金ランクも84位と大不振に陥った2018年シーズンもあとわずか。今季の優勝者らが出場する来週の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」（宮崎県・宮崎CC）出場権を手にすることができなかったボミは、ここ四国で日本ツアー参戦初年度の11年以来となるシーズン最終戦を迎える。
もちろん劇的勝利での宮崎行きという可能性は残るが、「急に優勝できるとは思っていません」と現実と向き合う。今は目先のことよりも「来シーズンに向けて、スイングを戻せるように頑張りたい」と、未来に向けての調整が進められる。
来季出場権については2016年賞金女王の資格で確保はしているが、当たり前のようにキープしてきた賞金シード入りも優勝以外では無理という状況。そんな一年を振り返り、「最後まで成績はよくならなかったですけど、この1年間はずっとゴルフのことを考える年になりました。たくさんのことを勉強できたので、悪い1年ではありませんでした」と話し、この日も笑顔で練習場へと向かった。（文・間宮輝憲）

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