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「今は細い糸で、いつ落ちてもおかしくない」宮里優作好スコアにも不安

＜ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目◇30日◇東京よみうりカントリークラブ・東京都（7023ヤード・パー70）
昨年、本大会でシーズン4勝目を決めて逆転賞金王に輝いた宮里優作。腰の痛みやショットの不調に苦戦しながら過ごした今年は、まだ昨年の輝きを取り戻すことはできていない。
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イーグルを奪うなど「66」とスコアを4つ伸ばして終えた第2ラウンドにも、結果とは対照的に表情はさえない。「去年はいい流れに乗れていて、太いレーンに乗っていた感じでしたが、今は細い糸くらいの感じで、いつ落ちてもおかしくない。貯金がいくらあっても足りないくらいです」と、不安定な状態が続く。
今週も腰の痛みが続いている中でのプレー。初日は先週の欧州ツアーでも投入した260ccの極小ヘッドドライバーを使用したが、この日はテーラーメイドの「M3」に変更するなど試行錯誤が続く。「腰の状態があまりよくなくて、昨日はミスヒットが多かったので迷った」と、初日のホールアウト後、この日のティオフ前の練習場で数級打って替えることを決めた。
首位とは6打差、トータル2アンダー・8位タイで迎える週末に「ちょっと厳しいですね」と首をひねる。「3、4打差くらいで終わりたかったですね。明日また、かなりいいゴルフをしないといけないので苦しい」と、連覇を視界に捉えるには厳しい状態。試行錯誤を繰り返し、今はまだ細い糸をつむいでいく状態が続きそうだ。（文・谷口愛純）

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