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受け継がれる“はさみキック”　豪ナショナルOPに刻まれるコルダ家の系譜

＜ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン 事前情報◇13日◇ザ・グレンジGC（オーストラリア）◇6648ヤード・パー72＞
米国女子ツアーの今季第3戦で、オ―ストラリアのナショナルオープンでもある「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」。今大会のタイトル奪取へ闘志を燃やすプレーヤーがいる。昨年の「スインギング・スカーツLPGA台湾選手権」でツアー初優勝を挙げた20歳、ネリー・コルダ（米国）だ。
姉・ジェシカが見事なはさみキック！【写真】

ツアー通算5勝の姉・ジェシカとの美人姉妹として有名なネリーだが、コルダ家はかつて世界ランキング2位まで上り詰めた元テニスプレーヤーの父・ペトル、そしてテニスプレーヤーとして活躍する弟・セバスチャンと、有名なアスリート一家。
そしてこの一家、不思議とオーストラリアのナショナルオープンに縁がある。父のペトルは1998年の全豪オープンで優勝。ジェシカは今大会を2012年に制し、セバスチャンは父の快挙から20年後、昨年の全豪オープン・ジュニアの部でシングルス優勝を果たしている。
そんな輝かしい“コルダ家の系譜”に名を刻もうと、20歳は念入りにコースの感触を確かめている。「昨年大会の時とは少しコースの感じが変わっている。少し時間をかけて木曜日からの準備をするつもり」と、ツアー2勝目に向けて着々と準備を進める。
父・ペトルの代名詞でもあった、足を独特な形で開いて跳びはねる“はさみキック”。姉・ジェシカ、弟・セバスチャンもそれを受け継ぎ、ナショナルオープンでの勝利時に披露してきた。「私だけ仲間はずれ（笑）。（はさみキックの披露は）オーストラリアだけ。それもこの大会でなければいけないわ」と話したネリー。今年、コルダ家の歴史に新たな1ページが刻まれるか注目だ。（文・牧野名雄）
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