いよいよ来週、2019年の国内女子ツアーが開幕する。そこで2019年プロ初優勝が期待される3人に新たな一年にかける思いを語ってもらった。今回は近江が生んだ美しき飛ばし屋・松田鈴英。
ニコニコ天然娘・松田鈴英 ウエアもドレス姿も完備!【写真館】
−フル参戦2年目 去年との気持ちの違いはありますか?
ツアー生活の流れというか、リズムが分かっているのは大きく違いますね。体が疲れるタイミングを去年つかむことができたので、今年はそのタイミングでオープンウィークを挟もうと思っています。自分の苦手なコースや相性も分かったので、そのあたりも大きいですね。
−大きな期待を背負っての開幕となると思いますがプレッシャーは?
プレッシャーはないですね。色々な人に応援されてうれしい気持ちです。重圧とは感じていなくて、しっかり恩返しできたらと思っています。
−昨年はシード獲得だけでなく、出場者が限られるTOTOジャパンクラシック、リコーカップにも出場と飛躍の年に。どんな一年でしたか?
目標が『シード獲得』で、それが達成できればいいかなと思っていました。ですが、最終戦まで出られたので充実した一年だったかなと思います。最高な年でした。
−このオフはどんな過ごし方を?
1月は2週間、鹿児島でトレーニング、ケア、食事面、練習とすごく充実した合宿をしました。その後、タイで10日間ほどラウンド中心の練習を行って最後の調整をして、早めに開幕戦の沖縄に入ります。
−昨年と調整を変えた部分
鹿児島の合宿で体のメンテナンスのコーチと話して、痩せない体作りを心がけました。去年はトレーナーさんが合宿には来ていなかったのですが、今年は来てもらって合宿中もしっかりとケアを挟んだり、栄養素の勉強などもしました。それ以外では、スイングも少し変えました。
−どうスイングを変えましたか?
昨年までは縦振りだったのですが、今年からフラット気味に振るようにちょっと改善しました。また、バックスイングで左足が右足側にスウェーしてしまっていたので、バックスイング時にスウェーしないようにしています。スイングの軌道をフラットにすることで、スイングの再現性が増してインパクトの力が一定になり、初速が安定するようになりました。
−2019年はどんな一年にしたいですか?
初優勝と賞金1億円を達成したいです。あとは、センチュリー21レディスが滋賀県(松田の出身地)から移ってしまったので、滋賀県でやる大会はTOTOジャパンクラシックだけになってしまいました。ですので、今年も出られるように頑張りたいです。やっぱり地元の試合は出ないといけないと思っています。
−特に勝ちたい大会は?
どの大会も勝ちたいですが、契約先が主催の大会やお世話になっているコースで勝てたらよりうれしいですね。
−日本の公式戦への思いは
去年は日本女子オープンで予選落ちしてしまいました。公式戦のような難しいセッティングのところで上に行けるようにしていきたいですね。
−海外メジャーへの意欲はいかがですか?
今年は全米女子オープンの予選会に出ようと思っています。本戦に行けるように頑張りたいですね。小さいころからの夢ですし、メジャーには世界のトップランカーの方々がいるので、そういうレベルを肌で感じたいです。去年(日本で行われる唯一の米ツアー公式戦の)TOTOに出て世界はすごいなと改めて思いました。TOTOは日本で行われたので、次は海外でやってみたいです。
−具体的な未来予想図はありますか?
25歳までに賞金女王になって、それから海外に行きたいと思っています。アメリカツアーで優勝したいですね。そのためにも今年初優勝して、1億円を獲得できるように頑張りたいです!
松田鈴英(まつだ・れい)/1998年1月24日生まれ、滋賀県出身。ニトリ所属。2017年のプロテストでは勝みなみ、小祝さくらといった1学年下の“黄金世代”をおさえてトップ通過を果たした。QTランク18位の資格で出場した18年は未勝利ながら賞金ランキング11位と飛躍。初勝利が待たれる若手のホープの一人。
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