昨年のステップ・アップ・ツアーで12戦4勝。賞金ランク1位に輝き、その資格で今季前半戦の出場権を獲得した河本結が、「オフにできる準備はしっかりできました」と自信を胸に今季の開幕を迎える。
同級生・三浦桃香の今季目標はこれ!【開幕イベント・フォトギャラリー】
2日(土)に羽田空港で行われた「シーズン開幕イベントin羽田 開幕式・トークショー」に、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長をはじめ、鈴木愛、三浦桃香とともに参加した河本は、飛距離アップを目指し、体幹や瞬発力アップに取り組んだオフの様子を明かした。「1年間戦ううえで必要な体力をつけ、一番痩せていた頃よりも8キロは増量しました」と“レギュラー仕様”の体を作り上げ、開幕戦の地・沖縄に入った。
トークショーでは、“賞金ランキングトップ5”と“最終戦には必ず出場して勝つ”という目標を発表。昨年5位の獲得賞金が1億円超えだったことを知ると、大きな目をさらに見開き「えー!」と驚きの声をあげたが、「平均ストロークを意識して、そこで70.0台を出せるように努力したいです。やれることをコツコツやれば、夢も叶うと思う」と、自らのスタッツを追い求めたうえでトップ争いをしていく考えを示した。
この日のイベントに一緒に参加した鈴木は、昨年の「大王製紙エリエールレディス」の予選ラウンドで同組になり、「パットやアプローチの違いを痛感しました」と自分との“実力差”を感じさせた人物。その時には、ツアー屈指のパット巧者にグリーン上のアドバイスを求め、「ボールの赤道を打て」という教えをもらった。すると「ボールの転がりが変わりました」と確かな手ごたえをつかみ、自らの糧に。さらにゴルフに対する姿勢でも学ぶことは多いようで、「(鈴木は)いつも、日が暮れて一人になるまで練習している。そういう姿はマネしたい」と、練習面でもいいお手本にしていく。
日体大に通う現役の“女子大生プロ”でもある河本。今季もツアーと学業の二足のワラジを履く生活となるが、「学校へ行くことで心が癒される」とキャンパスライフを力の源にしている。「ゴルフ人生が終わった後に社会貢献ができるように大学にもしっかりと行きたい」と高い志をもつ20歳が、試合、練習、そして勉強に明け暮れる充実の一年を送っていく。
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