<全米女子オープン 事前情報◇28日◇CCオブ・チャールストン(米国サウスカロライナ州)◇6515ヤード・パー71>
1977年の樋口久子による「全米女子プロゴルフ選手権」以来となる海外女子メジャー制覇。畑岡奈紗にかかる大きな期待とともに、自身もそのときが近づいているのは十分感じている。
米ツアー勢に負けない 畑岡奈紗のドライバーショット【スイング連続写真】
「全米女子オープン」開幕を目前に控え、畑岡がいまの思いを打ち明けた。「昨年は優勝争いも何回かしましたし、本当に勝つだけかなと思っているので、そこを目指してやりたいです」
前週は最終日を首位タイでスタートし、優勝争いのすえに惜しくも2位タイ。調子は上がってきており、「楽しみです。調子よくきているので、それをうまく継続して行けたらなと思います」と、充実感がみなぎる。
3月の「起亜クラシック」に優勝して乗り込んだ翌週の海外メジャー初戦「ANAインスピレーション」では、意気込みが強く、優勝翌日の月曜日から調整を開始するハードワークにも、「それがちょっと失敗だったかも」と、今回は前日の月曜日を完全休養に充てた。
2週前に本大会の下見を2ラウンドこなしてきたことも心の余裕を生む。火曜日は1番からの9ホールをプレー。最終調整は量よりも質と、その時が来るための準備は奈紗流で問題なさそうだ。
コースはフェアウェイが広くラフも極端に長いわけではない。そのため、「広いのでどんどん攻めたいと思います。狙って行かないといけないと思います」と、アグレッシブに初日から飛ばしていく構え。「上位で最終日を迎えるようにしないと」と、スタートから飛ばしていくことを誓った。(文・高桑均)
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