<〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤルGC 事前情報◇29日◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8016ヤード・パー72>
ミズノ所属のベテランホストプロ2人が、強行日程をはねのけ4日間の戦いに挑む。先週、米国ニューヨーク州のオークヒルズカントリークラブで開催された米シニアのメジャー大会「全米プロシニアゴルフ選手権」に出場した鈴木亨と手嶋多一が、試合を終え日本へ帰国後、すぐにザ・ロイヤル ゴルフクラブ入り。開幕前日に行われたプロアマ戦に出場するなど、元気な姿を見せた。
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その海外大会を52位タイで終えた53歳の鈴木は、ここで改めて“米ツアー”を体感。「距離は6896ヤードだけれど、長いホールと短いホールのメリハリもしっかりあって、難しいけどなんとか攻略したいなと思いながらプレーしていました」と、楽しさを感じながらのプレーとなった。だがそれ以外にも「大きな拍手を浴びたり、テレビで見る雰囲気を味わえて鳥肌がたった。レギュラーではなくシニアの大会であの舞台が用意されているのはさすが。プロ冥利につきます」と、満足感を抱きながら日本へと戻った。
成田空港に到着したのは28日(火)の午前2時過ぎ。その日は、鈴木にとって53回目の誕生日だったこともあり、帰国後一度自宅に戻り家族からの祝福を受けた。そしてお祝いムードもそこそこに、29日午前5時に自宅を出発しコース入り。そこからのプロアマ出場となった。そんなハードスケジュールでも「時差ボケもそんなにない。(ミズノに)ずっとお世話になっているので、最低でも予選通過は目標。番手を1つ、2つ上げて頑張りますよ(笑)」と気持ちは充実。昨年は、8016ヤードのモンスターコースで予選を通過(55位タイ)したこともあり、「飛ばなくても何とかなると思って、そのなかでいいプレーをしたい。ゴルフはあがってなんぼ。しっかり戦いたい」と、熟練の技を駆使して攻略を目指す。
鈴木とともに28日の深夜に帰国した手嶋は、全米プロシニアについて聞かれると「おもしろかった」と笑顔。トータル8オーバー・18位タイという結果については、「コースもタフだったし、もう少し修行しないと」と振り返った。ただ「もう少しレベルを上げれば戦える」という自信も。米シニアツアー参戦も「近い将来」と視野に入れている。
手嶋にとっても、この4日間は当然大事なものとなる。「ここは一見飛ばし屋有利と考えられるけど、グリーンの形状とかは頭を使わないといけない。しっかりと耐えながら、攻める気持ちも持ちたい」。こちらのベテランも、自分のゴルフをしっかりと貫き4日間を戦い抜いていく。(文・間宮輝憲)
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