<〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤルGC 事前情報◇29日◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8016ヤード・パー72>
現在欧州ツアーを主戦場とする谷原秀人が、2017年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」以来となる日本ツアー出場を果たす。開幕前日にはプロアマに出場し、8000ヤード超の“モンスターコース”と初めて対峙した。
モンスターの中のモンスター 705ヤードのパー5に思わずプロも苦笑い【写真】
そのコースの印象について聞かれると、「オッたまげています」とあんぐり。「難しいですね。この距離で、このグリーンに仕上げるんだ…という感じ」と感想を口にした。欧州ツアーでもまれる谷原でも、総距離と、硬くて速いグリーンとのコントラストについて「(欧州にも)はっきり言って無いです。見たことがない」と驚きを隠せない様子だった。
2シーズンぶりの日本参戦は、今週の月曜日に行われた「全米オープン予選」出場からの流れに加え、「今の日本ツアーがどんな感じになっているのかを見に来ました」という理由も。「若手の選手も優勝していますし、知らない顔も多い」。日本ツアーで14勝を挙げる40歳の目の前には、新鮮な光景が広がっているようだ。
久々の日本での生活については、「(食事が)全部美味い!コンビニでも美味いですからね。確実に体重も増えました」と“満喫”している様子。「向こうではあるものを食べるしかない。それは仕方ないですね。(日本は)移動も楽ですし、家に帰ることもできる」と、ライフスタイルの部分で日欧の違いを改めて感じる日々だ。だが「向こうでやり続けるのは、常に挑戦という気持ち。厳しくても心が折れることもないですし、出られるうちはずっと(欧州で)出ていたいです」と、胸にあるのは“生涯欧州”という強い思いだ。
4日間の意気込みについては「まずは楽しみたい。それが一番ですね」と初日を待ちわびる。上位4人に与えられる「全英オープン」(現地時間7月18日開幕、北アイルランド・ロイヤルポートラッシュ)の出場権についても、「もちろん意識はしています」と言い切った。 ザ・ロイヤル ゴルフクラブでの活躍で、“欧州のビッグタイトル”挑戦への道を切り開く。(文・間宮輝憲)
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