<第11回アジアパシフィックアマチュア選手権 3日目◇28日◇シェシャンインターナショナルゴルフクラブ(中国/上海)◇7041ヤード・パー72>
優勝者に来年の「マスターズ」と「全英オープン」の出場権が与えられる「アジアパシフィックアマチュア選手権」。3日目を終えて、米澤蓮と桂川有人がトータル8アンダーで首位タイ、前年度覇者の金谷拓実が1打差のトータル7アンダー・5位タイにつけており、日本勢の連覇の可能性が高まっている。
桂川は8バーディ・5ボギー「69」とスコアを波立たせながらも、上位陣の停滞もあって、終わってみれば首位浮上。
「2番からの5連続バーディがこの日の自信になりましたね。そのあとに3連続ボギーがきましたが、“まだいける!”という気持ちをもっていました。いい位置で最終日を迎えられるので悔いは残したくない。3日間やってきて訪れたこの機会を無駄にしないように。メリハリをつけたプレーをしたいですね」とビッグチャンスを前に、静かに闘志を燃やした。
「桂がたくさん入っていて…自分もいいプレーをしているのにそれを消されるような感じでした(笑)」と笑ったのは、同組でラウンドした金谷。
桂川同様、前半からチャージをかけ、4バーディ・1ボギー。後半は1バーディ・ノーボギーとし、「もっと伸ばしたかったですが、最低限はできたと思います」と「68」のラウンドに及第点。初日24位タイと出遅れたが、2日間で巻き返し、松山英樹以来となる大会連覇に近づいた。
シンガポールで開催された2018年大会で優勝を果たした際に得た教訓は“最後まであきらめない気持ち”。
「昨年は3日目、4日目にスコアを伸ばして勝つことができた。最後まであきらめずにプレーすれば、いいことが起きてくれる…かもしれない。でもあきらめたら何も起きないですから。あすの最終日は、どんな状況に陥ってもやりきりたいと思います」
今年も、アジア太平洋NO.1の称号を日本勢が手にすることができるか。
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