<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇6日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659ヤード・パー72>
初の「TOTOジャパンクラシック」を戦う原英莉花。その会場に足を踏み入れ、「日本だけど、雰囲気が違いますよね。気分も乗ってきます」と“米ツアー”での戦いにワクワクしている。
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すでに練習ラウンドや、きょう6日に出場したプロアマでコースの感触も確かめた。そのなかで警戒したのが、傾斜が強いグリーン。「ヤーデージブックの傾斜表が真っ赤なので、あとはどこにピンを切ってくるのかなというのはすごく気になります」と、強烈な受けグリーンが多い中でカップのロケーションによって、毎日注意するポイントは変わってきそうだ。「絶対に置いてはいけないところには置かずに、攻めていきたいです」。グリーンを狙うショットに細心の注意を払ってプレーする。
話のなかで、ひときわテンションが上がったのが、組み合わせの話題になった時だ。原は初日に元世界1位のフォン・シャンシャン(中国)と、アサハラ・ムニョス(スペイン)と同組になったが、かつて日本ツアーにも参戦していたシャンシャンの名を聞くと「WOW! すごく楽しみですね」。明るい声がさらに一段と弾んだ。
2011年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で優勝争いをしていた姿は印象的で、「ずっと名前も知っていて強い選手」というイメージは常に脳裏にある。「その選手と回れる。しかも試合でなので、楽しみに戦えたらいいなと思います」。日本で行われる米ツアーの公式戦という“ガチマッチ”で、世界トップクラスの選手と相まみえるのだから燃えないはずもない。
先週の「樋口久子 三菱電機レディス」で13位タイとなったが、9月の日本女子プロゴルフ選手権以降の8試合で予選落ちが4度。最終日まで行ってもなかなか上位をうかがえない状態が続いた。そんな自身の状況を「一番下からトコトコとのぼっている状態ですね。そこから下りないようにしないと」と表現。ここ瀬田でも、しっかりと上へと歩みを進めていきたいところだ。
「試合をやりながら、上昇のきっかけをつかんでいって、自信につなげられたらいいなと思う。この3日間を楽しみます」。世界の強豪が集まる今大会で、復調への確信材料を見出したい。(文・間宮輝憲)
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