国内女子ツアーの「伊藤園レディス」最終日は、鈴木愛のあざやかな逆転劇に終わった。これで国内ツアー史上2人目の3週連続優勝となったが、最新の賞金ランキングでも申ジエ(韓国)を抜いて1位に返り咲いた。
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圧巻のゴルフを3週間続けている鈴木の獲得賞金は1億4422万5665円で、2017年に賞金女王となったときの金額を上回り自己最高額を更新。残り2戦でどこまで伸ばすかにも注目が集まる。
首位から同大会最終日をスタートしたジエだったが、スコアを伸ばせずに8位で終了。鈴木に賞金ランキングトップの座を許したが、次戦の「大王製紙エリエールレディス」は17年に鈴木との激闘を制し優勝、最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」も同じく鈴木と昨年優勝争いを演じ、勝利した大会。悲願の日本ツアーマネークイーンを目指し、最後まで追い上げる。
3位の渋野日向子は同大会でまさかの予選落ちとなり涙を流したが、残り2戦は優勝賞金がそれぞれ1800万円と3000万円の高額賞金大会。まだ少ないが可能性は残されている。ルーキーとしては初の賞金女王を目指す中、いよいよ正念場を迎える。
4位はイ・ミニョン、5位にペ・ソンウ(ともに韓国)。以下、穴井詩、小祝さくら、上田桃子、河本結、柏原明日架と続く。鈴木に1打およばず同大会で2位に入った大山志保は49位にランクアップ。来季のシード権が見えてきた。
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